宮城県仙台市で花育活動している
元保育士の花育士
フローラルパーティクランベリーです
小学生花遊びの目的のひとつとして
学校
家庭
以外の第3の場所になる
という事を掲げてきました
学校から足が遠のく
我が子がそうなった時に親は
どのように感じ
どのように思い
どんな行動すればいいのでしょうか?
子どもがそうなった原因がわからないのです
原因を明らかにしますか?
ひとり一人理由がある
聞くと行けなくなる理由は様々
同じ状況の子どもはいません
複雑な人の心
心と体はひとつ
心が動かなくなれば体も動かなくなります
学校に行かなければならない
行かせなければならない
それは大人の考え
義務である教育は
学校で学ぶ事を拒否した子どもにも
当てはまりますが
子どもの心がなぜそうなったのか
どうしたらいいのか答えがないので
困りますね
学校に行かせなきゃ💦
大人は焦りますね
でも焦っても仕方がない
視点を変える必要が出てきます
大事なのは子どもに寄り添う事
言葉にできない不安
Aちゃんは最近まで元気に楽しく通学してました
ある日突然学校から遠のきました
どうしてだろう?
聞かれても言葉で伝えることはありません
学校に行きたくない
というのが精一杯
彼女を心配するお母さんからお話しを聞きました
花絵〜モスを使って作品作り
第3の場所になりたかった私ですが
何を活動したら笑顔になるだろうかと
漠然としてはっきりしなかった花遊び直前
それが伝わったように当日キャンセルのメッセージが入りました
「誰とも会いたくない」
お母さんを独り占めする
このままで言い訳はないなぁ
そう思い考えました
発想を変えてお母さんに提案しました
お母さんが花遊びしている傍らに付き添いとして同席してみてはどうでしょう?
お母さんが楽しく制作している姿を見る事で何かが動くような気がきたのです
協力体制を整えて
日常の中でお母さんは
Aちゃんの気持ちを尊重し寄り添ってます
そんなお母さんでしたから
提案を受け入れてくれ、Aちゃんと相談してくれました
結果
日時を取り直し、キャンセルした日と間髪入れず親子できてくれました
Aちゃん
初めは硬い表情でした
初めてチャレンジ花絵
絵の具や筆の代わりに花を使って絵を表現する
初めての試みでした
Aちゃんとやりとりしながら
花材や資材の提案をして行く
すると、だんだん本来の発想力と集中力を発揮してくれたAちゃん
初めての道具ホットグルーを使った事が
楽しさ倍増のようでした
気持ちの向くまま気の向くまま
こちらから提案されるものも
ドンピシャリとハマったようで
スイッチが入ってモリモリ制作意欲満々になりました
すると欲していたものがだんだん秋色
ハロウィン🎃カラーになって
(モスの感触が気持ち良いと楽しみながら)
途中、お母さんも協力してくれて
ワイヤー蜘蛛が完成♡
嫌いな人もいるでしょうから
ぼかして撮影
そのうちきのこ🍄のミニ陶器フィギュアに心動き次々接着
お母さんと一緒に制作
ソラフラワーやモスの上には蜘蛛の巣を作りました
ホットグルーを使った時に出る糸のような細いあれです♪
モリモリモリモリ
きのこ🍄が可愛さアップしてくれましたね
やがて完成
後ろに見えるのは
ディスプレイしていたハロウィントピアリーについた魔女の帽子
たまたま出しておいたアレンジでしたが
雰囲気マッチングですね
麦わら帽子は夏の思い出
と言いなが渡したものです
そこからスタートした制作
リボンのオレンジ色から発想が広がったのでしょう
さらに
黒✖️ベージュの苔で
完成はハロウィン風になりました👻
茶色は地面の色
安定の色
心が落ち着く色
Aちゃん作品にほっこり
口角を思いっきり上に上げて
可愛い笑顔をいっぱい見せてくれました
お母さんからメッセージがきました
子育ては迷いや悩みはつきません
行き詰まったら
問題を一旦横に置いて気分転換時間を取りましょう
問題から離れると
意外なところからひらめきや
変化がもたらされます
長くなりました
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました
成長や個性による関心事の違いを見つけて寄り添う
花育士 畠山裕子