仙台市で花育活動している
フローラルパーティクランベリーです
5人のママで元保育士
2017年から2歳〜80歳まで
延べ2,000人の方と
会いました
ブログでは毎月開催花遊びの様子や
季節のこと
花育のことなどを投稿しています♪
「私は植物学者として
大きな発見をしました
それは
あらゆる命には限りがある
植物にも人にも
ほんじゃき
出逢えたことが奇跡で
今
生きることが愛おしゅうて仕方ない」
HHKドラマ「らんまん」第128話
万太郎挨拶より
放送と同日昼
大切な友人が亡くなりました
2023/09/30
告別式
ご冥福をお祈りいたします
友人と私
私たちは独身時代に宗教を同じくして
共に青春を教会で過ごしました
それぞれが結婚
その後
私は宗教から離れ彼女は信仰厚いまま
それぞれの人生を歩んでいました
私は5人、彼女は4人
愛する夫と共にそれぞれ家族を育んでました
3年前のこと
母の死がきっかけで再会
約20数年ぶりだったと思います
久しぶりにあった彼女が病的なほど痩せていたので
とても心配したことが今でも蘇ります
花の時間
再会後は
フラワーレッスンに来てくれました
自宅アトリエに溢れる花を見て
非日常空間を感じた友人は
時々ここに来ることそのものを楽しんでくれました
株立の桂がドーンとある狭い庭を通る時は
「森林浴にきたみたい」
と気持ちよさそうな顔を見せていました
意思がはっきりした花のレッスン
「今まで自分の時間を作ってこなかったなぁ」
せきをきったとはそんな彼女の心を表している?
作りたいものが突然あふれ出し創作意欲が止まらなくなった友人でした
「こんなのが作りたい」
「こんなのをプレゼントするから作りたい」
その度に彼女のイメージを私なりに想像して
花や資材を用意しました
「全部私が作りたかったもの!!」
そのうちポツポツと自身の境遇や
色々な心のうちを話してくれるようになって
「フラワーライフセラピストになりたい」
と講座受講を始めたのに
癌が見つかり
治療がはじまった
そして
全てが受けられないまま闘病生活へ・・・
転院
「ゆうこちゃんのそばに来たかった」
「やっとこれた」
我が家の近くの病院に転院した時に友人がくれたライン
私「いつでも会いに行くよ」
でも面会できない
コロナ禍のせい・・・
そのうち
「緩和ケア病棟に移ることになった」
そのことが意味するところは・・・
私はすぐに会いに行きました
毎日でも会えるね!
彼女には
「よくなって病棟にカムバックだ〜〜!」
と言い続け・・・
不思議なことが多々起きました
彼女の思いや気持ちを
知ることとなったり
彼女の希望を叶えたりすることが続きました
緩和ケア病棟に移ったと連絡があってから
私たちの関係はまるでソウルツインズ
以心伝心
そんなある日・・・
お別れの時がとうとうやって来てしまいました
最後の以心伝心
亡くなる前の日の夕方
ブーケを娘に作りたいという話をしていたのを受けて
打ち合わ瀬?しました
彼女がイメージできるように具体的に・・・
薬が代わり朝からまどろんでいたという友人
花やグリーンの話題に彼女の目はだんだん開き
いつものようにしっかりと目を開けて
大いに盛り上がりました
「うんうん いいね それで!」
私のイメージをキャッチしてOKしてくれた友人
楽しく会話して別れました
そんな時間の後だったためか
私の夢に彼女が現れました
・・・
何も言わずに自分で作った
オレンジ色のブーケ・・末っ子ちゃんの希望の色
そして思い返すとそれは花束?
私に差し出す友人
花は薄い布で覆われていました
「せっかく作ったのだからこれはとろうよ」
そう言い私は布を取りました
まだ作りかけでした・・・
あらあらと手直しした私・・・
途中で目が覚めました
・・・・・『これは!?』
探すと夢で見たような資材を見つけました
花を選びキット作り
末っ子ちゃんに準備が出来次第そちらにいくね
とラインをしました
病室に行ったら呼吸が急変していた彼女
ご主人が
「聞こえているから話してあげて」
?????
昨日は笑顔だったよ💦
傍で声をかけながら準備した花束キットを
仕上げました
前日彼女と娘さんとの話で決めた色の花束
(娘のために作りたいって言ってたもの)
1本でも 挿せるようにと準備していったキット
だけど
もう目を開けることはなかった彼女
結局出来上がった花束を見ることが叶わなかった
弱々しい呼吸をする彼女の手に
それを持たせることしかできなかったです
「私はもうつくれないから 裕子ちゃん代わりに作って」
夢は彼女からの遺言だった・・・
「母が作りたかったものそのものだと思います」
末っ子ちゃんがそう言ってくれました
最後までつながる絆
闘病
最後まで笑顔で話せくれてありがとう
会えないのは寂しいけど
毎朝 あなたを思い出しちゃうのだけど
「大丈夫!安心して♡いつもそばにいるよ」
そうだね
告別式前々日のこと
棺に入れるお花を頼まれてお届けした時に
ご主人様の体験を聞きました
涙を流しながら
夫婦の絆エピソードをお話しいただきました
ご主人が感じた
そばにいたような感覚
そばに来ていましたね
涙するご主人
寂しさが癒されますように
友人と過ごした日々を思い出すたび
彼女の笑顔も思い出します
「大丈夫!いつもそばにいるよ」
私にもそう語りかけてくれていると感じます
「私は植物学者として
大きな発見をしました
それは
あらゆる命には限りがある
植物にも人にも
ほんじゃき
出逢えたことが奇跡で
今
生きることが愛おしゅうて仕方ない」

