とある井戸端会議編②
ある秋の日
近所の喫茶店(hmc-cafe)で
いつもの3人
優子さん、潤子さん、恵さんが集まっていた
*
「この前ね、久しぶりに実家に帰ったら…
仏壇がほこりだらけでさ」と優子さんが話し始めた
*
優子さん:
「父が亡くなって3年母は施設に入ってるから、家がもう誰も住んでないの
でも空き家のままって、なんか気持ちが引っかかるのよね」*
潤子さん:
「あー、うちもそう!実家って、片づけるにも兄弟の意見がバラバラで進まないのよ
“思い出があるから壊したくない”って言う人もいれば
“早く売ろう”って言う人もいて…」*
潤子さん:
「わかる。しかも放っておくと、固定資産税もかかるし
“特定空き家”に認定されると税金が6倍になるって聞いたわ」*
優子さん:
「えっ、6倍⁉ そんなことになるの?」*
潤子さん:
「そうそう。外壁が崩れかけてるとか庭が荒れてると市役所から注意されるのよ
うちも草刈り代で毎年けっこうかかる…。」*
話が進むうちに
*恵さん:
「でもね、私この前、“家の名義”を調べたの
登記が父のままだったのよ相続登記はしないとダメなんだって」
*
優子さん:
「そうなの?登記って、誰がやるの?」*
恵さん:
「相続人全員の話し合いが必要なのよ
兄弟で“誰が相続するか”を決めて司法書士さんにお願いするの
令和6年4月から“相続登記が義務化”されてるから3年以内にしないと過料になるらしいの」
*
潤子さん:
「相続の話って、なんか重たいけど、
何から始めたらいいのかな?」
まとめ
1 今の名義を確認する(登記簿)
2 兄弟で話し合い(どうするか決める)
3 司法書士や相続相談の専門家に相談すればいいかな*
優子さん:
「この前“繋ぐノート”っていうのを書いたの」
自分や親の“もしも”を書いておくノートなんだけど
誰に連絡してほしいとか延命処置はいらないとかみんなで話し合って書いておくの
*
こういうのを残しておけば子どもが困らないかもね
*
潤子さん:
「それいいね 空き家だけじゃなく
“家族の想い”も整理して伝える時代なのね。」*
空き家問題は
ただの“不動産”の話ではありません
*
親の思い出、兄弟との関係、そしてこれからの自分の生き方――
すべてが繋がっています*
今できることを少しずつ始めて、
「困った時の備え」を“繋ぐノート”に書き留めておきましょう
*
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