宝塚歌劇団にまつわる長時間労働や虐待の問題で、過重労働を記者会見で宝塚歌劇団が認めたことをうけ、労働基準法に基づき西宮労基署から立ち入り監督を受けることになりました。

宝塚歌劇団、労働基準のおまわりさんに入られる 

労基法違反や職場管理下虐待は職場の情報漏洩に等しい大罪

労働基準監督署は労働基準法のおまわりさん。

労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法などの労働基準関係法令を、事業場が遵守しているかどうか、明らかな労働基準法違反がないか事業所を定期的に調べ、違反があれば指導を行います。

重大・悪質な法令違反があり、長期に渡り是正勧告に応じない、告訴・告発がある場合は、刑事訴訟法に基づき捜査を行い、逮捕権すらもちます。

労働者には申告権もあり、申告したことへの仕返しも禁じられています。

歌劇団職員も立ち上がる

毎日新聞では、歌劇団職員も立ち上がったことを報じています。

毎日新聞より 

 

◇新人に裁量労働制 1カ月休めず

 舞台に立つ劇団員だけでなく、裏方からも長時間労働や上司からのハラスメントを訴える声が上がる。元スタッフの男性は、歌劇団の労務管理のあり方を批判し「労働者を守らない体質が招いた結果だ」と憤る。


 この男性は数年前、契約社員として入団。未経験の新人だったが、歌劇団と交わした雇用契約では、1日実働8時間を基準とする専門業務型裁量労働制となっていた。しかし、実態は舞台制作に携わる上司の指示で雑用をこなす仕事。1カ月以上も休みがなく、深夜まで業務が続く日々だった。上司からの暴言で精神的に追い詰められ、体調不良を理由に退団を余儀なくされた。


 専門業務型裁量労働制は19業務について、労働者が仕事の進め方や時間の使い方を決めることを前提に、労使で事前に設定した時間を働いたとみなす制度だ。しかし、長時間労働を招き、残業代不払いの温床になるとの批判も根強い。仕事に不慣れな新入社員は適用を除外すべきだという考え方もある。


 男性は入団直後から「新人で、上からの指示で雑用をする仕事ばかりなのに、裁量労働制はおかしい。いくら働いても給与は同じだった」と疑問を抱いていた。しかし突然、歌劇団側から未払いだった残業代が過去にさかのぼって支給された。退団後に元同僚から制度が変わったと知らされた。


 ◇「見て見ぬふり」「口止め」も

ハラスメント対応のずさんさも指摘する。男性は、上司から「辞めてまえ」「仕事できへんな」などと、繰り返し暴言を浴びたと訴える。歌劇団の各組で制作を統括するプロデューサーが目撃した時もあったが、見て見ぬ振りだったという。「歌劇団内で相談できる人はいなかった。(運営する)阪急電鉄に相談窓口があったのかもしれないが、遠すぎて相談しようとも思えなかった」と明かす。


 歌劇団の隠蔽(いんぺい)体質も批判する。退団時に歌劇団幹部から「ボーナスを支払うから辞めた経緯は一切他言しないように」と念押しされたという。「隠しても世に出てしまう。これからの宝塚のことを考えるなら根本的に変えてほしい。世間では通用しない常識や上下関係を見直すべきだ」と改善を求めた。


地域の労働基準監督署を監督する立場にある都道府県労働局ではハラスメントなど職場管理下での虐待をはじめ、労使間の問題を穏やかな話し合いで解決したい方からの相談を受け付けています。

一人で悩まずご相談ください。

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/index.html 



みなさん、労基法違反やハラスメント等の職場管理下虐待は職場の情報漏洩に等しい大罪です。

くれぐれもご用心。


これに対し、ファンからは、 

「明らかに休みが少ないと感じていた。最近の本公演から別箱集合日までちょっと旅行に行ける位はお休みあげてほしい。きっと裏方も人手不足だとは思うけど、初日前に寝る間もない位多忙になるのは避けれたらな。」との声が。


私も、この記事を見て、

「ついに歌劇団のスチームローラーに🚓が入ったか!」

と、らんとむさよなら公演の労働組合の場面を思い出してしまいました。

https://ameblo.jp/hinata-06/entry-11770032922.html 


(私はその場面でソロをもらったぶっ壊れキャラ、だいもんに堕ちました。

だいもん

その場面でソロをもらったれいちゃんは来年退団です。)

年内に第三者委員会が設立されるというニュースで、宙組さん東京公演は難しいのかもと不安の声もあります。

宝塚を守るためにも、

今こそ改革を‼️


今、週刊誌やネットニュースはわたしたちファンを試しています。


わたしたちも、不安や恐怖は権力の餌になるだけであることを自覚し、公正公平な議論やメディアの両論併記こそ宝塚歌劇団再生への第一歩と自覚しませんか。


それにはコロナの反省を活かし、

  • テレビを消す、見ない
  • 不安をあおる週刊誌やネットニュースは鵜呑みにしない
  • 安心できる仲間と直接あって意見を交換しあう
  • 歌劇団や阪急電鉄にきちんと意見する
から始めたいですね。