お化け、もちもちの木、ねない子だれだ、お父さん...
誰だってひとつくらいは怖いものがある。
「言うこと聞かないと、お父さんに言うからね!」「夜寝ないとお化けが迎えに来るぞ~」
子供の頃、父が怖かった。
テーブルの上にある父の側にあるお醤油さえ、「とって」って言うことができなかった。
でも、よく遊んでもらったしちゃんと交流はあった。
ただ、あいさつとか片付けとか、厳しいって言うのかな...
子供にとって怖い存在がひとつくらいあるのは悪いことじゃないと思ってる。
でも、○○しないとお化けがくるよ! ××したら怪獣がくるぞ!
そんな風に、四六時中脅かして親のいう事を聞かせるのはあまりフェアじゃない気がする。
だからそういう事はなるべく言わないようにしてた。
反抗期も終わったmini me 7歳。彼女にはそこまで怖いものがない。
最近、頑張ってる割には忘れ物は多いし、ちょっとキツく言われて泣いて謝り、
明日からちゃんとやる(。>0<。)
と言って約束しても、次の日になれば「毎日やるなんて言ってないもん!」などと屁理屈。
そんなある日、電車の中で暇なので教育系アプリを見ていたら
「鬼から電話」というのを見つけた。
子供に?なんだろう。
落としてみたら、なんと
●言うこと聞かない子には鬼から電話
●夜寝ない子にはお化けから電話
●歯磨きしないとき...
などといろんなバージョンで電話がかかってくる(実際にはかかってこない)


結構、ビクっ!とする感じの怖さがあるけど小学生になった彼女にはバレるんじゃないか?
また今日、ちょっとした事でひと悶着あった。
ので、早速使ってみた。
りりりりり~ん♪
ママ: 「え?何この電話!だれ?ね、出てよ」
mm: 「なに?やだよ」
(とりあえず応答をおす」
ママ: 「もしもし...?」
赤鬼: 「もしもし。赤鬼です。またいう事をきかないんですか?...どうしましょうか。今からいきましょうか?おうち~、どこですか?」
ママ: 「ど~する?((゚m゚;) あかおにからだよ。えっと、○○市ですが...」
mm: 「Σ(゚д゚;) (°Д°;≡°Д°;) きく、きく!来ないで~!!」
赤鬼: 「ちょっと代わってください」
mm: 「やだ!やだ!ごめんなさいっ!!!ちゃんとやる~!」
(しばし恐怖のやりとり)
ママ: 「と・取り敢えずきっちゃおっ!ブチッ」
あまりのmini meの態度に、私の方が焦って切ってしまった。
その後は、さっさと宿題をやり支度をして、食後の片付けまでしていた。
結構焦った顔で。
もちろん、この後はフォローです。
なんでわかったんだろうね、電話番号。
なんでかかってきたんだろう??
mm「毎日ちゃんと言うこと聞かないし、
やるって約束してもすぐやぶってばかりいるから~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
すげぇ~!!完璧な答えじゃんかぁ。
そう。ちゃんとやらなかったり約束破ってばかりいたら後で自分が困るし、ダメな大人になっちゃうのを心配して、電話かけてくれたんだよ。(うっ。く、苦しいフォローだ~)
でも伝わった。
mm: 「困った子供たちのところに、本当に困ったことになる前にかけてるのかなぁ。」
(でも、まだ相当怖がっていた。)
mm: 「来ないよね、ちゃんとやれよって言ってたよね!!(゚ー゚; 大丈夫だよね」
ナイスな気づきを得たmini me。
様々な気づきの手助けをした後、震え上がるほどの恐怖から、mini meからは鬼に対して、畏敬の念すら感じているかのように見えた。
だいぶ落ち着きを取り戻し、「怖かったね~」なんて女子トークをしていた。
...が、しかし。
この後、さらなる恐怖が...
つづく。