(だらだら書いてます。。長文注意です😛)


前項では、アウェイのシャトルバス(往路)での、相手サポとの語らいの楽しみに触れた。

自分たちでワイワイやるのも楽しいのだが、一期一会の会話も滋味深いものがある。


ただし、それは往路に限った話だ。


帰りのバスは、全く様相が異なる。余計なことを口ばしろうものなら、いざこざの種を蒔くことになりかねない。相手側が勝っていればまだしも、今回の藤枝戦のように、同点のままPK戦でアウェイ側が勝利した、なんてとき、復路のバスは黙って大人しく乗っているのが吉。

こちらが負けた時には、相手のゴールを褒めたりもできる。悔しくもあるが、楽しくもある。


もちろん、サッカー観戦にはさまざまな楽しみ方がある。

スタジアムグルメもその一つだ。

熱々の唐揚げや肉まん、藤枝なら静岡おでん、いわきハワスタならほかほかにくまん、その場で揚げて提供される天丼、ご当地ラーメン、フレンチの店の濃厚スープなど、思いがけず美味しいものに出会ったりする。

夏は冷えた生ビール🍺やかき氷🍧、定番もまた幸せ。


どこでもクルマで行ってしまう私(きょねんのカターレ富山が唯一の例外)はスタジアムでビールが飲めないのだが、サッカーに限らずスポーツ観戦にビールは付き物だろう。


さて、試合そのものをどんな風に観るか、となると、そこでも観戦の形がいくつかに分かれている。


①ゴール裏立ち見席のおうえん。


なんといってもサッカー「応援」の醍醐味はここにある。

陽が照っても雨が降っても、90分間ピョンピョンと飛び続け、我がチームを声の限り力の限りを尽くして応援する。

一番熱いサポーターたちだ。


そしてこのコアなサポーターの人たちも、いくつかに分類できる。


まずコア中のコアは、コールリーダーと呼ばれる人(たち)だ。自然発生的に広がってきたゴール裏のサポーターの応援を束ね、時にはゴール裏ばかりではなく観客席にも足を運んで応援の協力を求め、スタジアムが一体となって選手の後押しをできるようにする役割である。もっとも重要で難しい役割である。味方のサポーター全部を動かしていくわけだから、その一挙手一投足によって、スタジアムの雰囲気もかわってしまう重責を担っている。


次にその傍らで大旗を振る集団がいる。風を孕んだ大きな旗はこれもコントロールが大変だ。大旗がなびけば、スタジアムの雰囲気も盛り上がる。たとえアウェイでサポの人数が少なくても、旗では負けないぞ!という気概もそこからはただよってくる。視覚的にはサポーターの魂の象徴といってもよい。


その二つのコアの周りでピョンピョンする役が、いわゆるゴール裏のサポーターだ。

私もアウェイでサポ人数が少ない時、ゴール裏の席で一緒に飛んだ時がある。

アウェイの熊本戦で、最初は遠慮がちに参加したのだが、ゴールラッシュに沸くうちに、裸のサポおにいちゃんとハイタッチをして仲間に入った高揚感を味わった。


そう考えてみればやはりゴール裏は「観戦」ではなく応援なのだね。


「観戦」と「応援」の関係も考えてみれば微妙だし、興味深い。


私は所詮観戦も応援も素人だから、友人の話の引用になるのだが、

「ゴール裏からは試合の全てが見える」

のだという。

確かにサッカー場は横長だから、メインスタンドやバック席では全体を見るためには首を左右に振る必要があるが、ゴール裏からは視線を動かすことなく全体が見渡せる。なるほどGKが全体を観ながら選手に指示を出す、というのと同じ理屈だ。


ただ、実際にはそれは難易度が高い。ボールは味方ゴールから相手ゴールまで、常に行ったり来たりを繰り返すわけだが、ゴール裏からはその遠近感が感じとりにくいのだ。だから、サッカーがを味わい尽くしてその上で味方チームをおうえんしている手練れならいざしらず、ゲームを観戦しながら楽しもうとすると、ゴール裏はなかなかシビアな場所にもなる。特に遠い側のゴールで戦っているときなど、何がなんだか分からないこともある。

ゴール裏のサポーターは、とにかくそういう時も応援なのだ。


②スタンド席の観戦

サッカーの試合に限らず、野球でもバスケットでもバレーでも、プロの試合は地元の贔屓チームの勝利を願って応援にいくわけだから、どこで見ていても「応援」には違いない。

バスケットボールのアリーナなどは、アナウンスというか、スタジアムDJの煽りは凄いものがあるよ、と教えてもらったことがある。

スタンド席は、ゴール裏とは異なり立ってピョンピョンとびながら応援はしない席も多いが、

スタジアムによってだいぶ様子が違う。


サッカーも仙台のユアスタなど、J1のスタジアムは、ホームサポとアウェイサポの動線を明確にわけで、接触しないようにしてあるところもある。外国では場外肉弾戦が目的でスタジアム周辺でウロウロする人もいるやに仄聞しているから、日本のサッカースタジアムは平和なものなのだろうが。

清水でも大宮でも、スタジアムを満員に出来る動員力があるちーむはアウェイサポーターの(ユニフォームを着て応援できる)席はごく一部に限られる。

逆に、いわきのハワスタに清水など元J1のチームがアウェイで乗り込んでくる時は、普段はホーム用の席がアウェイサポ用になったりする。どちらのサポも応援可になっている席も、ほとんどがオレンジに染まり、席を早くに取り損ねて、その真っ只中で観戦したこともある。


そういう(サポーターが数万人規模で存在し、スタジアムを満員にできる)J1経験チームは、スタンド席であっても、圧倒的なファンダム=ファンの文化に染め上げられる。


これはまだJ1経験のないいわきFCサポには分からない世界でもある。

仙台、松本、清水に乗り込んでアウェイ戦のおうえんをしてみると、そういう雰囲気が強く感じられる。

ゴール裏が


応援>観戦


だとすれば


観戦=応援


ですかね。


さて、この座って応援するスタンドせきでも、幾つかのパターンが見られるんですが、あまりに長くなったので項を改めます。


(この項もう少し続く)