以前にも紹介しましたが、Microsoft Flight Simulatorシリーズは一貫して、開発キットなどを公開しているため、世界中の有志の方々が作った、機体やシーナリーのフリーソフトが、ネット上にたくさん公開されています。
その中の一つに、日本人の有志の方がお作りになった、東京シーナリーがあります。
FSXのデフォルトでは、ご覧のように、レインボーブリッジもお台場も、それらしく再現されてはいるのですが、なんとなく殺風景に感じます。
フジテレビ本社ビルもあるにはあるのですが、球体展望室の位置が左右逆になっている上、建物の位置が微妙にズレています(どうやら裏返しに建っているようです・・・)。
そこで先ほどのサイトから入手した、東京シーナリーを組み込んでみると・・・。
レインボーブリッジも見事に再現されていて、フジテレビ本社ビルを始め、両隣のホテルやメディアタワーなどもキチンと正確な位置に配置されています。
また、遠方のビル群もグッとリアルに再現されているのには、感心してしまいます。
なお、このシーナリーは主に建物を再現しているのですが、地表のテクスチャはFSXデフォルトのままとなっています。
先ほどのサイトには、東京のテクスチャを衛星写真と置き換えるシーナリーも配布されていて、これを組み込むと、得体の知れない市街地?だったお台場のテクスチャも、リアルに変身します。
ただし、フォトシーナリーは、MSFSでは“フレームレートキラー”として恐れられており、ただでさえ重たい東京周辺のフレームレートが(foxtwoの母艦マシンではデフォルトでも7FPS前後)、フォトシーナリーを組み込むと、3.5FPSなどという絶望的な数値になってしまいます。
もっともFSXは、画面表示の設定項目が無数にあるため、それらのスライダーを左(表示を簡素化する方向)に動かせば、かなりフレームレートを上げることができますが、やり過ぎると大都市も平原状態になってしまうので、FPSをとるか、シーナリーのリアルさをとるかは、FSユーザをいつも悩ませる、永遠の課題となっています。
超リアルな東京シーナリーの中を、カクカク漫画状態で飛びながら、foxtwoは母艦マシンのアップデートをどうすべきか、頭を抱えるのでありました。(;^_^A
昨日は休みで将監に釣行してきたのですが、すっかり秋めいてきて、日なたでもメッシュTシャツ一枚では、風が肌寒く感じるようになって来ました。
※今回の雲の画像は全て、管理釣場「将監」で釣り中に撮影したものを使ってます(R-22の写真は除きます)。
管理釣り場ではアウトドアとまではいかないのですが、街中に比べれば、意外と自然の驚異?に少しだけ近づくことが出来て、季節の移り変わりを肌で感じます。
そんな釣行で気がつくのは、季節の移り変わりは、まず空に現れると言うことです。
▲将監の利根川を挟んだ北東岸には「大利根飛行場」があり、よくグライダーを曳航しているところが見られます。
夏の空には対流系の「積雲」が多く見られ、これが発達すると「積乱雲(いわゆる入道雲)」となり、激しい雷雨をもたらします。
▲将監上空には積雲系の雲が散在してます。6月に撮影。
自然現象の中を飛ぶ飛行機やヘリコプターにとって、積乱雲は必ず回避すべき気象現象ですから(たとえジェット旅客機でも近づくことすら危険です)、パイロットはその英訳(cumulonimbus)の気象略語から“CB”と呼んで警戒します。
▲8月下旬に撮影した雄大積雲。この日、栃木や茨城地方では、このCBの下で猛烈な雷雨となっていました。
秋の空になると、逆に層状系の「巻雲」が多く現れるようになり、その神秘的な形状にfoxtwoはいつも驚かされます。
▲将監上空の巻層雲。7月に撮影。
巻雲は通常、二万フィート(6,000m)以上の高度で発生するので、民間の小型機、特に低高度が活動領域のヘリコプターにとっては、あまり縁のない雲となります。
層状雲でも、「乱層雲(いわゆる雨雲)」は気象状況によっては地表近くまで降りてきますので、こちらはVFR(有視界飛行)のパイロット達には警戒すべき対象となります。
▲下層には乱層雲。その隙間から上層の積雲が見えます。こちらも7月に撮影。
日本ではヘリコプターの計器飛行(IFR)が許されていないので、必ず雲から一定の距離をとることが航空法で定められています(つまり日本のヘリコプターは雲中飛行ができません)。
それでも飛行中に急激に気象状況が変化すると、止むなく雲に近づいたり、最悪、雲中飛行をする羽目となることもあります。
foxtwoも過去のフライト訓練中に、何度かヘリコプターで雲に入ってしまい、冷や汗をかいたことがありました。
地上と違って空中では、自分の周りに何も対象物がないのが普通ですから、飛行中に雲に突入すると、ホントに瞬間的に“何も見えなく”なります(突然白い布で目隠しをされたように感じます)。
▲離陸上昇中のR-22ヘリコプターのコクピット左席から、foxtwoが撮影(ヘリコプターは右席が機長となります)。晴れているので水平線が良く見えます。
わずかに水平線が右(つまり機体が左)に傾いていますが、これがR-22の調和のとれた(横滑りしていない)飛行姿勢となります。
foxtwoがヘリコプター訓練生時代の画像から。
▲ほぼ同じ場所から、同じく離陸上昇中のR-22のコクピット。VMC(有視界気象状態)ギリギリで、水平線はモヤってほとんど見えません。
このような天候の日は、上空に上がるほど水平視程が下がり(地表は足元しか見えなくなります)、機体の姿勢を保つためには飛行計器への依存度が増して、好天のフライトの何倍も冷や汗をかきます。
このぐらいの視程でも、油断すると“バーディゴ”に入ります。
これもfoxtwoがコクピット左席から撮影。
以前は、VFRパイロットの(一定の)計器飛行能力については、それほど重要視されていませんでした。
しかし、意図せず雲に突入してしまった場合などは、視界を確保するまでは強制的に「計器飛行」をすることになるため、パイロットがバーディゴ(空間識失調)になって異常姿勢で墜落したり、山に激突することを避けるため、今日ではVFRパイロットでも、一定の計器飛行能力が要求されるようになっています(「複合飛行」と呼びます)。
計器飛行証明を所持していないVFRパイロットが、“計器だけに頼って飛行”するのは、もちろん航空法違反となりますが、「複合飛行」とは気象条件の良い普段から、外界だけに飛行姿勢の基準を頼るのではなく、常時、計器も参照して、自分の飛行姿勢を把握しようという飛行方法です。
この飛び方に習熟しておけば、万一、雲に突っ込んで盲目状態になっても、とっさに姿勢儀や昇降計などをクロスチェックすることによって、自分の飛行姿勢を正しく把握でき、危険な「バーディゴ」に入ることを防いで、安全に雲の中から脱出できるというわけです(そううまくいかない時も多いのですが・・・)。
もっとも、釣りでは雲に対する注意も、積乱雲が近づいてきたら、落雷を避けるために竿を収めれば済むので、フライト中のように青くなって飛行コースの変更や、残燃料の心配をしなくても良い分、地面の上はつくづく安全な所だな~と実感します。(^^ゞ
「複合飛行」や「空間識失調」などについては、また日を改めて紹介したいと思いますので、「航空マニア」の方はお楽しみに!(^^♪



















