1993年発刊のこの本。

この1年の新人賞受賞作品をみても、傾向は大きくは変わっていないということがわかった。

具体的には、227ページ。文芸誌の新人受賞者作品を「?」と思う理由について、あ゛ーとまたひとり納得。

書くにあたって素材がはっきりしているほうがいい:外国人労働者、フェミニズム、差別問題

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わかりやすくて、新奇で、かつ問題性を帯びている素材を見つけることが大切ですよ。

でも、それに成功するには、ある程度の教養と勘が必要じゃないですかね。」

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非力な弱者へのまなざしを配っているという意味では、文学と呼べるんだろう。

ただ、掘下げなくても受賞できてしまうアレが問題。


で、25ページ。新人賞を応募する際には「顔写真」を添付せよ、という立場をとっていた人がいる、

という記述。へぇー。音楽の演奏家や就職試験じゃあるまいし。


林真理子や吉本ばななみたいなブス系のほうが、文学好き受けはいいんじゃないかな。

少なくとも、恋愛方面では、悲しみマイノリティー系かと。

でも、「雑誌」を読んで「流行」をしろうとするような層からは、彼女たちの「コラム」受けはよくないよね。

どこで読んだエピソードだったか・・・ある女性誌に、アタシ恋愛デキル、アタシってお高くて素敵、

的な匂いを振りまいていた、そんなばななが、その顔写真を知った読者から反感の「?」をもたれた、という。


現実は現実。

その現実とやらを越えてくのが文学の書き手、腕のみせどころ?


スガ 秀実,渡部 直己
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参考サイト:
http://d.hatena.ne.jp/kati2006/20080913/1221280758

http://maromaro.com/archive/1996/11/19/1993_6.php

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第4講義 〔必読小説50選〕

  1. あいびき  二葉亭四迷
  2. 即興詩人  森鴎外
  3. 多情多恨  尾崎紅葉
  4. にごりえ   樋口一葉
  5. 最暗黒の東京  松原岩吾郎
  6. 破戒  島崎藤村
  7. 蒲団  田山花袋
  8. 放浪  岩野泡鳴
  9. 我輩は猫である   夏目漱石
  10. 春昼・春昼後刻  泉鏡花
  11. 或る女  有島武郎
  12. 暗夜行路  志賀直哉
  13. 真理先生  武者小路実篤
  14. 歯車  芥川龍之介
  15. 冥途・旅順 入城式  内田百間
  16. 痴人の愛  谷崎潤一郎
  17. 黒髪  近松秋江
  18. 子をつれて  葛西善蔵
  19. あらくれ  徳田秋声
  20. 蔵の中  宇野浩二
  21. 機械  横光利一
  22. 眠れる美女  川端康成
  23. 花は勁し  岡本かの子
  24. 色ざんげ   宇野千代
  25. 第七官界彷徨   尾崎翠
  26. D坂の殺人事件  江戸川乱歩
  27. ドグラマグラ   夢野久作
  28. 女坂  円地文子
  29. 仮面の告白   三島由紀夫
  30. 人間失格   太宰治
  31. 白痴  坂口安吾
  32. 野火  大岡昇平
  33. 富士  武田泰淳
  34. 楢山節考   深沢七郎
  35. 海辺の光景  安岡章太郎
  36. 抱擁家族   小島信夫
  37. 万延元年のフットボール   大江健三郎
  38. 壁  安部公房
  39. 空気頭  藤枝静男
  40. 神聖喜劇   大西巨人
  41. エロ事師たち  野坂昭如
  42. 警視庁草紙  山田風太郎
  43. 杳子・妻隠   古井由吉
  44. 挟み撃ち  後藤明生
  45. 十九歳の地図  中上健次
  46. 愛の生活  金井美恵子
  47. 国旗が垂れる  尾辻克彦
  48. 脱走と追跡のサンバ  筒井康隆
  49. 限りなく透明に近いブルー   村上龍
  50. さようならギャングたち  高橋潤一郎

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印象に残ったところ(共感)

「文学とはそもそも、「差別」すれすれの無遠慮で好奇な視線をこそ欲するものである。

その邪悪さと朝日=NHK的な善意とをいかに妥協させるか。」


「私は知識人というのは、自己の利害関係がどのようなものであるかを認識した上で(つまり、自分には偏見があ


るということを認めた上で)、自己の置かれた状況をできるだけ突き放してみることのできる人間だと考えていま


す。この訓練が一般教養であり、哲学なのだと思います。この訓練を欠いて知識や技術だけ身につけると、自分


の世界の切り口からしか他の世界を見ることができなくなってしまいます。」


 佐藤優『獄中記』


大塚 英志
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物語、プロット、場面づくり、キャラづくりの話など。感想としては、アマゾンの書評と同じく。作る側からの視点にたってみること自体は面白い。 同著者による「物語の体操」こちらも読んでみたい。 個人的な発見として。なぜ自分が小説への苦手意識と嫌悪感が強いのか、小説の仕組みの解説にふれて納得した。 ・ストーリーを楽しめる素養がない。・非現実的な世界を楽しめる感性に恵まれていない。・ことばでつくられた不幸や娯楽、テーマはなににしろ、「起承転結」に沿った 綺麗なものに対する反発がある。・ゲームの訓練法の記述があったが、そもそもRPGにはまる人間に、経験則からくる偏見があ  る。 そうは言っても、映画もドラマも演劇もオペラ漫画も、もとはシナリオ、ことばの世界の話であって、苦手というのは、いい作品に沢山はめぐりあえていないだけなのかもしれない。面白いものへの好奇心の幅が狭い=面白さの基準が定まっているともいうけど。 ただ、いわゆる現実が狭まる今だからこそ、作品の中で広がる世界を体験しながら何か新しいものを発見していけたらいいとは思う。

■しごとの話。

舞台脚本の作家さんや創作全般の仕事師さんと組んで仕事していると、非常に学ぶものが多い。


コトバで語らない語りすぎない世界で、呼吸を読むことと。

思い描いたものへ向けて、妥協のないコトバでとことんやりあうときと。


バランス。


で。

プロっていうのは、もっともかんちがいしない人のことだとつくづく感じる。

フレームがどうであれそのなかでくらいついていける気迫、あとは世俗とつきあえる器用さはやっぱり必要かな。一緒に仕事をしたいと思わせる謙虚な人間関係。



■ぶんがく。

音楽つくるのに、ことばを極限まで消していった状態のほうが作曲しやすいんだけど。

わりと周りもそういう人が多い。

だけどスランプ時、みんなどうしているかというと。

逆に、藝術鑑賞を感覚で磨くのではなく、文藝作品を読んで頭を切り替えるという。


たしかに、言葉の圧力に屈しそうになって息継ぎができなくなるほど下へ下へおりてゆくと。

そうすると持ち前の曖昧さとあいまって音が降ってくる。

詩のようなふうにして降ってきたものが指をつたわって音になる。

がんばろ。どくしょとおんがく。


スケアクロウマン SCARECROWMAN THE ANIMATION 1 (通常版)
¥3,591


スケアクロウマン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%B3

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アニメーションを制作する東京ムービーでは、今回はじめてフル3DCGを採用。 壊れたおもちゃたちがスケアクロウマンによって生命を吹き込まれ、コミカルに動くさまを表現する手段としてベストであり、動画枚数やカメラアングルに限界がなく、最初にかっちりとCGで作りこんでおけばキャラクター崩れがない利点から、3DCGを駆使して制作が進んでいます。

またテレビシリーズでは珍しいプレスコにて音声を収録。声を確認しながら、リアルさを追求した仕上がりを目指しています。

監督は竹内啓雄。出崎統氏の助監督や演出を手がけた後、手塚プロダクション、東京ムービー、シンエイ動画の作品に数多く関わり、アニメ界を代表する監督、脚本家のひとりです。「宝島」(1978~79 演出、劇場版 1987 構成・監督)「ベルサイユのばら」(1979、演出)「美味しんぼ」(1988~1992、監督・絵コンテ)「ジャングル大帝」(劇場版 1997 監督・脚色)など誰もが知っている名作を数多く手がけたベテランです。

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へぇー。監督はいい作品を手がけた人なんですね。



特色:3Dというところと、いまどき恐ろしいほど安心してみせられる物語、など。


個人的には、好きだけど、


だ、誰がみてた(みてる)の? & 人形劇でやればすむ話


・・・もともこもない。


フォローをするとすれば、エンディングの音楽「あした、僕は」がいい。

おんがくがものがたりの読後感の世界観を高めている、映画のエンディングと同じ。

・・・アニメ自体の評価と関係ないよね。


文学賞メッタ斬り!|第140回芥川賞・直木賞選考会
http://web.parco-city.com/literaryawards/140/index.html


時代の流れとしては、これに決まりとみた。ニート・スター☆

 田中慎弥『神様のいない日本シリーズ』(文學界10月号)


これだけはありえないテーマ。「子なし・専業主婦」の苦悩、今の大不況時代ではまず無理でしょ。

 鹿島田真希「女の庭」(「文藝」秋号)

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太宰治の『人間失格』の表紙を、『デスノート』の作者である小畑健氏が描いて大ヒットしました。
これに続き、小畑健氏がさらに、夏目漱石の『こころ』と、芥川龍之介の『地獄変』の表紙を描いた。

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ヒビノアワーズ-こころ


高画質アニメ、無料視聴のアニメ動画CLUB: キノの旅
http://dougaclub.seesaa.net/article/94268654.html
EP#4、5をみる。
キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))/時雨沢 恵一
¥557
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時雨沢恵一 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E9%9B%A8%E6%B2%A2%E6%81%B5%E4%B8%80

『キノの旅』の作者、こういう形でデビューしたとは。すごいね。


さまざまな国をまわるという着眼点がいいし、なにより主人公が答えを出さない傍観者的な立位置、これが寓話として暑苦しくもなく現代人の気持ちにフィットしていて成功しているのでは。

なにげないと思われる会話のやりとりも非常にシンプル。

具体性と抽象性のバランスもすばらしい。

・・・これまた深いチョッパー


主役ふたりの淡々とした声優陣にも、慣れてしまえばその抑揚のない朴訥さこそが、この世界観を支えていて絶妙なことにも気づく。これを10代で巡りあえた人はうらやましいね。少したってから読み直してみるとなおよい作品だと思いました。