たびきつね -28ページ目

たびきつね

不思議な能力を持つきつねが‥∵

詳しく書いてないのでハッキリと答えられないけど、

こちらが困ってる素振りを見せないことだね。

弱身を出すといくらでも入り込んでくる。

相手にもせず、いつも以上に平然としてたらいい。
食事は部屋ではなく、宿のレストランにした。
ドライブはふたりだけなので、そのほうが落ち着く。
見渡しただけでもいろんな客が夕食を摂っている。

「さて、もうクルマ乗らないから乾杯ですね」
『そ~ね~、飲みましょう』

食事はたっぷり時間をかけて、大浴場へもゆったり。
部屋に帰ってしばらくすると、彼女も浴場からご帰還。
「今日のワイナリーで多い目に買っておいたので‥」
『いいですね~♪』

肴の用意もなくワインがすすむ。

『ここでひとつだけ、おもしろいからくりを教えてあげましょう。
  あなたが幼少の頃、もし自分の意志で時間を止められたら‥
  な~んて考えたことあるでしょ?
  誰しもが考えるあこがれなのね。

  実は、、素晴らしいマジシャン達は、自由に時間を操っているの。
  時間を止めて、困難なワザを難なくこなしているわけね。
  つまり時間が止まってれば、誰も見てない・感じてないのと同じこと。
  自分自身だけが自由に動けるの。
  だから厳しくカギをかけた箱の中から男性が外に出て、
  替わりに女性が箱に入って再びカギをかける、ってことが容易にできるの。
  時間の止まってる間は、マジシャン以外のすべての人が記憶すらないの。
  ビデオの一時停止と同じに考えればいいわ。
  だからどんなに難しいマジックも簡単にできる・・』

アルコールが入ってる状態、つまり人間に戻った状態で話してくれた。
なるほど‥たしかにその理屈だと、なんにもない畑の真ん中に、
突然トラックがあらわれても不思議じゃない。

「で、、私にそこまでのからくりをお話になって、大丈夫なの?」
『酔ってるからお話できたまで。』
「たとえば‥、、その時間の止まってる空間、
  あなたひとりじゃなく、私を連れてって頂くことできないのかな?」
『どうしても行きたいなら、不可能じゃないわ』
『ただし条件があるの』


    【続く‥この小説はフィクションであり現実ではない】
疲れて宿に帰って、テレビのニュースより

最近はFMの音楽のほうがいい。

最新のニュースを知りたくなくなるときって

いったいどんな心理状態なんだろうね。
たしかに一理ある。
いくら精巧なマジック道具を使っても、そう簡単にできるはずもない。
タネがわかっていても、不思議なことが限りなくある。

しかし、彼女はアルコールが入ると普通の人間に戻る二面相。
人間に戻った状態で魔術はできないのだろうか? 聞いてみた。
結果、、まったくできないし、やろうという気も起らないという。

「たとえば自動車を消したり、飛行機をけしたりと
  こういう大きなモノもOKなの?」
『多分大丈夫だと思うわ。やってみなけりゃわかんないけど‥』
「どう? 今からやってみる?」
『ひとつ付け加えておきたいの・
  それは、どんな些細な魔術も心身の疲れは極限に達するのよ』
「おっと、、これは失礼、失言でした。旅が疲れを連れてでは楽しく
  ないものね。発言取り消しますぅ(微笑)」

どちらかが運転するドライブ旅だから、アルコールは厳禁で進む。
今度は私が運転することを提案し、難なく了承を得た。

カーナビはスイッチ入れず、気の向くままの旅が続く。
昔はカーナビも携帯電話もなく、道路標識を頼りにドライブしたものだ。
高速道路に入り、ひたすら北へとクルマを走らせてる。
お昼に出発した旅は、はや夕刻6時。
そろそろ今夜の宿を決めたいところだ。

高速道路を下りたものの町並みはいっこうに見えず、かなり山深い地域だ。
「次見つけた宿に交渉します??」
『わたくしの意向など聞かずしていいわよ。お好きに選んで~』

まかされるとかえってプレッシャーがかかる。
でもくどく言うのは御法度。
でも、、いっこうに宿らしき看板も出てこない。
かえってどんどん山深くなっていく。
運転疲れはまったくないが、
昼間立ち寄ったワイナリーで買ったワインが早く飲みたい。
谷を下りたところにラブホテルが見えた、、が、あえてパスした。

「カーナビ、点けちゃダメ??」私が聞くと、
『わたくしが運転差し上げましょう』と彼女。

代わってすぐ、なんと天然ラジウム温泉・優泉閣というのがあらわれた。
「スゴーイ!! 魔術なの?」
『いいえ!』

フロントで交渉し終え、即、部屋に案内された。
渓谷の香りがする宿だ。なんだかとってもくつろげそう。


    【続く‥このストーリーはフィクションであり現実ではない】
月末も近づき、みなさまにおかれましては、ご繁栄のこととお慶び申し上げます。

こんなことゆ~てる場合ではない(大爆笑)

今月末で完了予定のめっちゃハードロケ

なんと、あと1ヶ月延長決定ぇ~

私にとっては足腰ガタガタ!

死刑宣告を受けたのも同然!

ツライのぉ~(笑)
4年という短い期間でどん底からセレブにのし上がった彼女、
そのひとこと、ひとことに意味深い。
彼女はきっと魔女なんだろう。

しかし私をどうしょうというのか?
私のような才能も財形もない人間を連れて旅に。
感情の交錯を防ぐため、私は出かける前に「お金の持ち合わせはない」と
しっかり釘を指しておいた。

旅は順調に進行し、もう3時間という時が過ぎていた。
そこで彼女は言った‥『少しお茶タイムでもどうかしら?』
私も少し休憩したくなっていたので快く賛同した。
彼女が運転するクルマは高速道路を出て田舎道に。
名も無き村、って感じのところだった。
ぶどう畑が点在し、ワイナリーの看板も目につく。

「ワインでも買っておきますか?」と私。
『いいわね~、この先長いから』

長い!!
いったい彼女の頭には、何日くらいの日程が組み込まれてあるのだろう。
私はこの時点で知るすべもなかった。
聞く気にもならない。

クルマはワイナリーの駐車場に停まった。

試飲もあったが、さほど味がわからない私は、それをしなかった。
彼女も運転ということもあり、マジメに試飲の動向はない。
上級クラスのワインを白・赤交えて数本購入したようだ。
彼女が代金を払ったのを見る私は、少々うしろ目が‥

再びクルマは彼女が運転し田舎道を走り出した。
[くつろぎカフェ]という看板が目に付き、そこに入ることになった。
まるでカラオケボックスとラブホテルがミックスしたような個室タイプだった。

「なんか異様なつくりだな~(微笑)」
『ラブホの縮小版って感じね』
『個室だからいいじゃない?』
「こんなのがあるのは知らなかった」と私。

軽い食事をオーダーして待った。
ワインはアルコール類なんで、彼女には飲んでほしくなかった。
アルコールが入ると人間に戻ってしまう魔女、
だからエチケットとして私も飲まないでいた。

「ひとつ、、というか、お願いがあるんだけど」
『言わなくても読めてるわよ』
『魔法を現実に見たい、って言うのでしょ?』
「スゴイ!」
『じゃ、まず手始めに‥
  どうしょうかなぁ~、できたらあなたに見せたくない気持ちもあるけど‥
  まあいいでしょ、少しだけネ。』

私の持ってる1万円札の固有番号を当てるというのだ。
ここに来るまで、まったく札を渡してないし、番号部分も見せてない。
私の差し出した紙に私のボールペンでスラスラ書き始めた。
なんと、これが1ケタも違わず合っていた。

今度はそのお札を彼女に渡し、宙に浮かせるという。
お見事! まるで見えない糸で吊したように浮いたお金。
背筋がゾクゾクするのをおぼえた。

次は今出てきたサンドイッチ、お皿を裏返しても落ちない。
まだまだ‥次から次へと不可思議な現象が目の前でおこる。
個室のテレビはリモコンなしで点けたり、
インターホンのボタンにふれずに注文の電話したり。

「なんてこったッ! 
  たかが4年間だけで、これだけのことができるようになったの?」
『人間はどん底から急転するとき、なにかのすごい力が働くのよ。
  世の中には超能力と称する魔術師がいたり、タネ有りマジックと自負する
  人がいたり、また新しいパワーと言い切る魔術師もいるけど、
  でもみんなほぼ同等だわ。すご腕のマジシャンも実は魔術師。
  いくらタネ教えてもらっても、誰にでもできるものじゃないわ。
  言い換えれば、タネあります、という人ほど、タネなかったりするの。
  きっとイエス・キリストさまも魔術の頂点を極めた人だったのね~。
  手をかざすだけで難病が治ったり、盲目の人が見えるようになった‥
  もちろんわたくしはイエスさまほどの魔力は持ってないけど‥

  わたくしが再度独り身になったとき、潜在的に眠ってた能力が飛び起きた
  のだと思う‥ それは何かをきっかけに。わたくしの場合、生死を迷った。
  さまよった、のではなく迷ったの。生きようか、、死んでしまおう、、が
  激しく心の中で交錯したわ。で、ほぼ「死の~ぅ」と決心したその瞬間、
  とてつもない能力が目覚めたのね。
  でもそれは結果であって、死んでたほうが幸せだったかも‥』

   【続く‥この小説はフィクションであり現実ではない】
愚痴ってる人、多いなぁ~。

ま、私も人さまのこと言えないけど、

愚痴ってもどうなるものでもないし。

ただ自分自身のストレス発散には役立ってるよね。

逆にそれを聞かされる人はストレス溜まる。

だから受け渡しのようなもの。

海に向かって大声で叫ぶ!

全速力でマラソンする。(クルマやバイクではダメ)

山登りや汗かきトレーニング・・

そうそう!! ブログもそうだよね。

いくらでもあるべさ~、発散法。

でもね、、

人に転化しないと収まらない人っているのよね。
先日、出先にて、道に迷い困ってらっしゃるかたがいたので

目的地まで案内差し上げたら、今日お手紙でJCBギフト券

1万円分が送られてきた。ごくあたりまえのことをしたまでで

お礼なんかまったく無用に値する行為だった。

困ったときはお互いさまッ。

金額ではなく、そのかたの心の偉大さに感動!

世の中まだまだ捨てたものじゃないと実感も!
朝だ・・・

と言っても9時はまわっている(微笑)

今朝の湿度は梅雨なみ・・

ムシムシとした空気はこのあととれていくのだろうか?

お彼岸とはいえ、まだまだ期待できない秋の空気。

何かを信用したのが悪かった。

たしかによく寝た。
時刻はなんと正午に近く、ふたりともこの2日間のアブノーマルさが
見事に反映された結果だろう。

旅に出る、、それも無計画で。
こんなスタイルは誰でもあこがれの1度や2度は持っただろう。
人は定年後に、とか、大型休暇に、とかって構想を持つ。
でもそのほとんどは、不実行に終わる。
資金、気の知れたお連れの確保、そんなのが平凡といわれる。

一生に1度あるかないかのチャンスは目の前に転んできた。
それもお連れは女性。
それに資金の面倒までみてくれそう。

『クルマ出してくるね』

そうつぶやいた彼女はマンションを出ていった。
数分経っても連絡すらこない。
てっきりこのマンションの地階の駐車場に停めてあるものだと理解してたが、
どうやら少々離れた場所のようだった。

「地下の駐車場じゃなかったの?」
『ハィ』

私は何も持たずにやってきてたから、手ぶらで1階に降りた。
思った通りの高級車だ。
車名すら知らない外国車。

さいわい右ハンドル。
私はとりあえず左席に座った。

パワーを身体で感じる加速! 騒音もほとんどない!
「すごいクルマですね~」
『・・・』
「しゃべったら運転しにくい?」
『いいえ、平気よ』
「およそ・・何日くらい旅します?」
『ミステリーよ、私にもわかんない‥決めてもいないし、決めたくもないわ』
「あぁそうでしたね」
「ひとみさんは旅支度、積み込んでいらっしゃるの?」
『なーんにも‥』
「あ、良かった~。私も着替えすら持ってないし」

クルマは見覚えのある邸宅の前で停車した。
あっ、、一昨日私がお呼ばれした家じゃないか。
現実にあったんだ! 夢でも超能力でもなかったんだ!
ということは、彼女、、この邸宅とマンションの両方を所有してるんだ。
またひとつ驚きが増えた。

すると彼女はその邸宅に入り、大きなスーツケースを持って出てきた。
私が旅用品とか言ったから、何点かの必要品を持ってきたようだ。

再びクルマは軽快に走り出した。

「聞いていいですか?」
「一昨日過ごさせていただいたおうちですよね?」
「これで謎のひとつが解けました」
『おうちのこと?』

2日目、マンションに着いたとき、
1日目もここで飲んだのよと言われたので、
どうも理解できなくて、てっきり魔法に取り込まれたと思い込んでいた。

もうひとつ気になることを引きずっているのだが、
それは今問わないほうが賢明と判断し、心にとどめた。

「もうアルコールはすっかり消えてますよね~?」

ふつう私がこう聞くと、安全運転にまつわる話の受け答えになるところだが、

『そう! 私はもう魔女に戻ったのよ~。占いも心理透視も完璧よ~』

私が聞きたいことに対して純に反応してる。
アルコールが入っているときは、普通の人間であると言い張った彼女が、
いまアルコールが抜け、
はたしてどこまで心理を読まれているのか、不安であり興味津々でもあった。


   【続く‥このストーリーはフィクションであり現実ではない】