キー
今日は、こないだやった仕事の最終チェックに相手先へ。
そしたら、来月の仕事も頼まれた。
断り切れずに、引き受けてしまった。
しかし、来月分ってことは、今月締め切りってことで、
12月は1週間締め切りが早いってことなんだよな…。
ああ、もう今の段階で笑えてきてしまったぞ。
でも、仕事があるってのはいいことですよ。
すっかり寒くなって、
庭木の葉っぱも毎日バラバラ落ちてくる。
掃いても掃いてもおっつかない。
うちの南側は、1軒家を挟んで空き地になっている。
空き地といっても、木の畑。
でも、そこの地主は植木屋を商売にしているわけではないので、
基本的に木は生やしっぱなし。
だから、林のようになっている。
そこには、猫が何匹か住み着いていて、
寒い日には、木の下にたまった落ち葉にうずもれて、暖をとっている姿を見かける。
あんまり動かないので、死んでるんじゃないかと思うほど。
うちの猫も、その空き地で拾った。
9年ほど前のある夕方のこと。
カミさんが「林で猫が鳴いてる。どうもようすがおかしい」と言ってきた。
猫が喧嘩したり、さかったりする声はときどき聞くけれど、
ちょっとそれとは違うようだ、と。
そして、ようすを見に行ったカミさんは、
段ボール箱を抱えて戻ってきた。
その中には、一匹の子猫が入っていた。
子猫は、まだ生まれてからそれほど日がたっていないと見えて、
片手の中におさまってしまうほど小さかった。
病気にかかっているらしく、
目やにで目がふさがっていて、鼻水で顔はぐちゃぐちゃ。
猫というよりは、猫みたいな小さな生き物といった感じだった。
さっきの鳴き声は、最後の力をふりしぼったものだったらしく、
黙ったまま動かない。
急いで近所の動物病院に連れて行った。
衰弱してはいたが、入院するほどではなかったので、
治療を受けた後、再び家へ。
とりあえずカミさんの仕事部屋に猫の寝床を用意し、
何がやってきたのかと気にするくろ(犬)を閉め出しつつ看病すると、
日に日に目の腫れも引き、猫らしい姿になってきた。

子猫の尻尾は、先のほうが鈎のようににねじれて曲がっていた。
そこで、キー(key)と名付けて飼うことにした。
鈎だから、本当はフックなんだろうが、
フックは語呂があんまり気に入らなかったので、カギつながりでキーとしたのだ。
最初のうちは、何にでも興味を示して、
ビックリするぐらいかわいいリアクションを見せてくれたキーだが、
今ではこんなにふてぶてしくなった。

毎朝、腹が減ったと人をたたき起こし
(文字通り、たたき起こされます。
枕元に積んである本の山をわざと崩して、人の顔にぶつけて起こそうとします)、
寒いから暖めろとせがむ。
空き地で寒さに震える猫を見るたびに、
人も人生は人それぞれだけど、
猫も猫それぞれだなぁと思う。
キーは完全に家猫で、外には出さない。
自由に外を出歩ける代わりに寒さや飢え、病気というリスクがある野良猫と、
あったかくていつもごはんはあるが、外を知らないキー。
どっちが幸せなのかは、わかんない。
そもそも、そういう考え方は人間だからしてしまうもので、
猫は何が幸せかなんてこと、考えないんだろうけど。
とりあえず、キーを見ている限り、
特にそういう不満はなさそうなので、幸せってことにしておきますか。
そしたら、来月の仕事も頼まれた。
断り切れずに、引き受けてしまった。
しかし、来月分ってことは、今月締め切りってことで、
12月は1週間締め切りが早いってことなんだよな…。
ああ、もう今の段階で笑えてきてしまったぞ。
でも、仕事があるってのはいいことですよ。
すっかり寒くなって、
庭木の葉っぱも毎日バラバラ落ちてくる。
掃いても掃いてもおっつかない。
うちの南側は、1軒家を挟んで空き地になっている。
空き地といっても、木の畑。
でも、そこの地主は植木屋を商売にしているわけではないので、
基本的に木は生やしっぱなし。
だから、林のようになっている。
そこには、猫が何匹か住み着いていて、
寒い日には、木の下にたまった落ち葉にうずもれて、暖をとっている姿を見かける。
あんまり動かないので、死んでるんじゃないかと思うほど。
うちの猫も、その空き地で拾った。
9年ほど前のある夕方のこと。
カミさんが「林で猫が鳴いてる。どうもようすがおかしい」と言ってきた。
猫が喧嘩したり、さかったりする声はときどき聞くけれど、
ちょっとそれとは違うようだ、と。
そして、ようすを見に行ったカミさんは、
段ボール箱を抱えて戻ってきた。
その中には、一匹の子猫が入っていた。
子猫は、まだ生まれてからそれほど日がたっていないと見えて、
片手の中におさまってしまうほど小さかった。
病気にかかっているらしく、
目やにで目がふさがっていて、鼻水で顔はぐちゃぐちゃ。
猫というよりは、猫みたいな小さな生き物といった感じだった。
さっきの鳴き声は、最後の力をふりしぼったものだったらしく、
黙ったまま動かない。
急いで近所の動物病院に連れて行った。
衰弱してはいたが、入院するほどではなかったので、
治療を受けた後、再び家へ。
とりあえずカミさんの仕事部屋に猫の寝床を用意し、
何がやってきたのかと気にするくろ(犬)を閉め出しつつ看病すると、
日に日に目の腫れも引き、猫らしい姿になってきた。

子猫の尻尾は、先のほうが鈎のようににねじれて曲がっていた。
そこで、キー(key)と名付けて飼うことにした。
鈎だから、本当はフックなんだろうが、
フックは語呂があんまり気に入らなかったので、カギつながりでキーとしたのだ。
最初のうちは、何にでも興味を示して、
ビックリするぐらいかわいいリアクションを見せてくれたキーだが、
今ではこんなにふてぶてしくなった。

毎朝、腹が減ったと人をたたき起こし
(文字通り、たたき起こされます。
枕元に積んである本の山をわざと崩して、人の顔にぶつけて起こそうとします)、
寒いから暖めろとせがむ。
空き地で寒さに震える猫を見るたびに、
人も人生は人それぞれだけど、
猫も猫それぞれだなぁと思う。
キーは完全に家猫で、外には出さない。
自由に外を出歩ける代わりに寒さや飢え、病気というリスクがある野良猫と、
あったかくていつもごはんはあるが、外を知らないキー。
どっちが幸せなのかは、わかんない。
そもそも、そういう考え方は人間だからしてしまうもので、
猫は何が幸せかなんてこと、考えないんだろうけど。
とりあえず、キーを見ている限り、
特にそういう不満はなさそうなので、幸せってことにしておきますか。