ナナメ俯瞰から見た僕 -770ページ目

0時にはお近くの神社へ



明日(あ、もう今日か)は、本業のお仕事の他に、別のお仕事がある。



僕は、今住んでいる町の青年団的な会に所属している。
青年団っていうか、構成員からすると、中年団、いや壮年団みたいなものだけれど。

基本的には、町内の神社の氏子からなる組織なんだけれど、
よそ者の僕も、なりゆきで入会している。

この会では、毎月のように何かしら行事があって、
なかでも重要なのが、
春の例大祭と、大晦日の元旦祭だ。

春の例大祭は、要するに御神輿を担いで町内を練り歩くお祭り。
こういうのって、秋祭りのイメージがあるが、うちの町内では春にやる。

で、元旦祭はというと、
これは特別なことをするわけではなく、
参拝者に福引きをしてもらったり、御神酒や甘酒を配ったりする。

会員は、夕方に神社に集合して、
福引きを行うテントやテーブルの他、紅白の垂れ幕や提灯、照明などを設置する。
そしていったん解散して、各自家でご飯を食べて
(年越し“うどん”はこのとき食べます)、
22時過ぎに再び神社に集合。
そしてでっかい釜に湯を沸かし、酒粕と砂糖としょうがを入れて甘酒を作りつつ
0時がくるのを待つ。


そして新年を迎えると、会員を先頭に参拝。


このころになると、町内の人たちが集まってきていて、
本殿から鳥居にかけて行列ができる(といっても数十メートルだけど)。
その人たちに、甘酒や御神酒を配り、
飲み終わった茶碗を洗っては、また配る。

そして、参拝者がいなくなる1時半ぐらいに、解散。

会に入ったのが何年前か忘れちゃったけど、
少なくともこの5~6年、僕の大晦日はこんな感じ。





でもね、これがなんかいい感じなんだ。



深夜の境内で、

提灯やたき火に照らされて闇夜の中に浮かぶ本殿や木々。

0時を挟んで、人々が集まって、いっときざわめいたかと思うと、

次第に引いていって、

再び境内はシンと静まりかえり、

たき火がパチパチはぜる音が響く。



このわびしさが、いかにも1年が終わったなぁっていう感じを強くしてくれるんだよね。



大勢の参拝客でごった返す、大きな神社の初詣もいいけれど、
こういう町内の神社の初詣も、いいものですよ。




生まれ育った町にずっと暮らしている人にとっては、
地元の町の神社に行くなんてのは当たり前のことかもしれないけれど、
故郷から離れた町、特に東京なんかに住んでいると、
そういうところがあることすら気づかないことも珍しくない。
下手したら、神社なんて、浅草とか深川、明治神宮みたいな大きなところしかないと思っている人もいるかも。

でもね、そんなことはないんですよ。
すべての町、とはいかないかもしれないけど、
住所で「○○区(市)××町」とあったら、その××町には
ひとつは神社があるはず。

地図をよ~く見れば、載ってる。
…と思って、うちの町内の神社をグーグルマップで見てみたら、
縮尺を最大にしても神社の表示が出てこなかった(^_^;
1万分の1のマップルには出てたけどね(さすが昭文社は仕事が細かいぜ)。

まぁうちの町内の神社は、もうそれは小さな神社で、
境内には本殿と手洗い場、御神輿の倉庫、集会所があるだけで、
おみくじ売り場なんかなくて、巫女さんのバイトもいなくて、
ふだんはだ~れもいない。
せいぜい近所の子どもが遊んでるぐらいだから、地図に載せる意味もあまりないけどね。


でも、どの神社も、大晦日にはおんなじように元旦祭をやってるはず。



いちいち、どこの住民かを確かめたりなんかしないし、
誰だって参拝できるので、
ちょっと足を運んでみてはいかが?
お酒もタダで飲めますよ。



ただし、行くなら0時前後にしたほうがいいかも。
でないと、わびさびを通り越して、
あまりの人気のなさにビビる恐れもあるからね(笑)