自らの言葉に噴く。
うちは比較的仲のよい夫婦だと思うが、
それでもやっぱり気に入らないところはある。
うちのカミさんの場合、片付けが下手で、モノの扱いがぞんざいなところだ。
仕事に関してはやたら気配り上手で、僕よりも繊細な仕事のやり方をするくせに、
身の回りに関しては非常にだらしない。
例えば、同時期に買ったものでも、
僕が使っているものより、カミさんが使っているもののほうが、はるかにへたり方が早い。
また、ベッドの脇にぬいだ靴下が挟まっていたりする。
カミさんの仕事部屋は、まるでスラム街のようだ。
生ものがないからまだいいが。
仕事部屋ならべつにほうっておけばいいが、
共用のスペースとなると、そうはいかない。
うちでは、二人が家にいる場合、
食事はほとんどカミさんが作る。
調理器具と食器はまとめて僕が洗う。
が、毎食後すぐに洗ったりはしないので、
たまに洗い物がたまってしまうことがある。
そんなとき、料理を作るのにジャマだから、
カミさんは洗い物をどかすわけだが、
どういうわけか、ほとんど汚れていない、パンを置いたような皿や、
ちょっと流せばきれいになるような皿の上に、
油モノの皿とか、フライパンなどを載せ、さらにそれをシンクの中に置いたりする。
また、たまに自分で洗ったりするかと思うと、
僕が洗って置いておいた、乾いた食器をしまわずに、
その上から、濡れた食器をドカドカ置いたりする。
これがガマンならない。
なぜ人の手間を増やすのだ。
仕事じゃ人に気配りできるくせに、
なぜ家ではそれができないのだ。
何度言っても直らない。
というわけでキレる。
しかし、そういうのはたいていカミさんがいないときだったりするから、
一人でキレる。
さっきも、仕事の合間に洗い物をしていて、キレた。
「ふざけんなあのヤローいいかげんにしろー」
などとブツブツののしっていたはいいが、
勢い余って、
「だいたい、あいつの汚し方にはセンスがねぇよ!」
とつぶやいたところで、うかつにも噴いた。
何なんだ、「汚し方のセンス」って(笑)。
そんなものにセンスがあるのか。
そんなセンス、いらねー。
あ、でもやっぱ必要かも。
汚し方っていうか、キッチンの使い方のね。
仕事モードの合間に家事をすると、
微妙な言い回しが出てきてしまう、悪い例でした。
