入退院。
糖尿病になったキー(猫)は、
インスリン注射を開始した後、
元気食欲も回復し、ひと安心。
と思ったら、
先週の15日(火)の夜、また少し元気がなくなり、
夜中におねしょを連発。
明けて16日の朝には、見るからに調子悪そうな感じに。
こりゃいかんと病院に連れていったら、そのまま入院。
ケトアシドーシスという状態になってしまった。
炭水化物(糖質)を消化吸収して得たブドウ糖は、生きるためのエネルギー。
クルマやバイクにとってのガソリンのようなもの。
しかし、濃度の高い糖はそのままではカラダにとってよくないので、
肝臓などに一時的に貯蔵されてから使われる。
(さらに余った分は脂肪として貯蔵される)
ところが、その糖が貯蔵されず、いつまでも血液に乗って流れている状態、
つまり高血糖が続いてしまうのが、糖尿病というヤツ。
高血糖が続くと、
糖が代謝されずに垂れ流しになっているわけなので、
普通に食べていてもやせていく。
また、血糖値が高い(血液の濃度が高い)と、
浸透圧の関係で細胞の水分がどんどん血液中に吸い出され、
かつ腎臓で水分が再吸収されずに出て行ってしまうので、
オシッコの量と回数が増え、それを補おうとしてのどが渇くようになる。
ハッキリ多飲多尿の症状が現れるころには、ダルくなって元気もなくなる。
さらにひどくなると、
カラダがエネルギー不足の緊急事態と判断して、
強制的に脂肪を分解して糖を取り出そうとする。
その際にケトンという物質が生成されるのだが、
そうすると血液が酸性に傾いてしまう。
その状態をケトアシドーシスと呼ぶ。
放置しておくと昏睡状態に陥り、最悪命を失う。
キーは、その状態になってしまったというわけだ。
糖の貯蔵を促して、血糖値をコントロールしているのが、インスリンというホルモン。
一生続けなければならない可能性があるとはいえ、
インスリン注射を始めて、もう大丈夫かと思っていたのだが、甘くなかった。
獣医師が言うには、
猫の血糖コントロールは、人(や犬も?)に比べて、とても難しいのだそうだ。
「不幸にも、亡くなってしまったケースもある」
と聞いて、目の前が暗くなった。
その日からは、毎日面会に。
翌17日は、声をかけても目が定まらず、うとうとしているものだから、
正直もうやばいかもしれないとも一瞬思ったが、
18日に行くと、ダルそうではあるが「ニャー」と鳴いて、体を起こしてくれた。
19日には、かなり回復。どうやら危機は脱したようす。
血糖値も安定し、ケトンも尿に出なくなって、元気食欲も回復。
20日には退院することができた。
どうやら、キーはもともと血糖値が高めで、
食事をすると血糖値が上がりすぎてしまうようだ。
インスリンの効きがよいので、入院前は1日1回の注射だったが、
これからは、朝ごはんと夕ごはんの後、それぞれ1回注射することになった。
インスリンは、効きすぎると血糖値が下がりすぎて、
脳に糖がいかなくなって昏睡状態になる恐れがあるので、
状態をよく観察していなければならない。
ウチは共働きだが二人ともフリー。自宅が仕事場なのが幸い。

ともあれ、ハラハラした1週間だった。
まだ、完全に安心はできないけれどね。
