臼井流「最高の結果を出す人の話し方」
< 「叱る」と「怒る」を
混同していませんか? >
( 「叱られた体験」を
思い出してみる )
では、
どんな叱り方をしたら
良いのでしょうか?
まずは、
あなた自身の
「叱られた体験」を
思い出してみてください。
すごく傷つき、
相手への嫌悪感が
残っただけだったのは、
どのように
叱られたときでしたか?
指摘されたことを
素直に受け止め
「直そう」と
前向きになれたのは、
どんな叱られ方でしたか?
叱られるのは
誰でも嫌なものですが、
「叱ってくれてありがとう」
と感謝の念が募ったことは
ありませんでしたか?
そこに、
叱り方のポイントが
見えてくるはずです。
自分よりも
力の弱い立場の人や
部下を叱るときに
陥りやすいのが、
「あなたがのろいから、
みんなが迷惑するのよ」
「ミスをするのは、
落ち着きがないからだ」
といった
安易な人格攻撃です。
このような
人格攻撃は絶対禁物です。
私もこうした言葉を
受けたことがありますが、
「ダメ人間」の烙印を
押されたようで
心が折れ、
叱られた本当の理由を
考えることが
できませんでした。
こういう叱り方をされると、
頭の中が真っ白になり、
冷静に事態を
見つめることなど
不可能です。
人格は個性であり、
視点を変えれば
短所とも長所とも
捉えることができます。
のろいということは、
何事にも「慎重」、
落ち着きがないのは、
やる気が空回りしているだけ、
と捉えることもできます。
短所を攻撃すれば、
同時に長所の芽まで
摘んでしまうことに
なりかねません。
言葉は「刃物」にも
なるのです。
何気ない言葉が、
相手にとっては
絶対に言ってほしくない
ひと言だったり、
諭すつもりの言葉でも
相手が不快に
受け止めたりします。
言葉の怖さに
無頓着でいると、
人間関係は破綻し、
仕事に悪影響を
もたらしてしまいます。
臼井 由妃(うすい・ゆき)
健康プラザコーワ、
ドクターユキオフィス代表取締役
<日経BIZアカデミーより抜粋>
