臼井流「最高の結果を出す人の話し方」
<ほんのひと言の違いで、
好かれる人にも、嫌われる人にも >
( 褒めるほどに
嫌われてしまう人 )
仕事はできるのに、
ひと言多くて
煙たがられている
男性がいます。
例えば
「昔はかわいかったね」
「あの頃は美人だった」
「若い時はもてたそうですね」
などと、
さらっと言う人です。
「昔は」
「あの頃は」
「若い時は」
と言われたら、
今は
「かわいくない」
「美人ではない」
「もてない」
と、
現状を否定している
みたいですよね。
「昔も」
「あの頃も」
「若い時も」
と言ってほしいのが、
人情です。
しかし本人は褒めている
つもりですから、
何度も
「昔は……」
が飛び出して、
周りはハラハラするのです。
仲間内の
プライベートな話ならば、
笑って済ますこともできますが、
同様のことは
ビジネスの場でも起こります。
「●●は」
を使うことで、
褒めたつもりが
うっかり相手の気を
損ねてしまうことがあるのです。
「○○さんは、
文字は、きれいですね」
「△△さんは、
営業は、お得意なんですよね」
「□□さんは、
パソコン操作は、上手ですよね」
すると、
「文字以外はきれいでは
ないというわけ?
(きたないところって何?)」
「営業以外は
取り柄がないと言いたいの?」
「パソコン操作以外の仕事は
できないとでも、
言いたいのかい?」
そんなふうに
受け取る相手がいたとしても、
不思議ではありません。
日本語のニュアンスは
微妙なものです。
たった一文字違いで、
良くも悪くもなります。
褒めるのならば、
疑念を感じさせるような
言い方は避けた方が無難です。
中途半端な褒め方は、
しないほうがいいのです。
先のケースでは、
「○○さんは、
文字が綺麗ですね」
「△△さんは、
営業がお得意なんですね」
「□□さんは、
パソコン操作も上手ですよね」
のように
「●●が」や「●●も」
を使えばいいでしょう。
たった
一文字変えるだけで、
「褒めてもらった」
と相手は
いい気持ちになれます。
「何と細かいことを
気にするんだ」
と考える方も
いらっしゃる
かもしれませんが、
「好感を持たれる人」
になるのも、
「嫌われる人」
になるのも、
一文字が握っている
と考えましょう。
臼井 由妃(うすい・ゆき)
健康プラザコーワ、
ドクターユキオフィス代表取締役
<日経BIZアカデミーより抜粋>
