臼井流「最高の結果を出す人の話し方」
< 人間関係が悪くならない
間違い発言に対する対処法 >
( 30年も友人の名前を勘違い )
学生時代からの友人と
食事をしていた時のことです。
彼女との付き合いは、
30年を超え、
今でも年に数度は
食事をしたり
手紙やメールの
やりとりをする間柄です。
いつものように
「ゆきこさん」
「ゆきこは……」
と話しかけていたのですが、
何だか様子がおかしい。
やがて神妙な面持ちで
彼女が切り出したのです。
「由妃、あのね……、
ずっと前に
言わなかったかしら?」
「何を?」
『私はゆきこではなくて
「いくこ」だって』
「嘘でしょう……」
彼女によると、
知り合った当初に
この間違いを
私に指摘したそうです。
しかし一向に直らず、
自信たっぷりに
「ゆきこ」
と話しかける私に
言いだしにくくなり、
そのままに。
結果30年以上も、
私は彼女を
「ゆきこ」
と呼び続けていたのでした。
正しくは「行子」
と書いて「いくこ」なのに。
頻繁に顔を合わせるわけ
ではありませんし、
手紙やメールでは
「○○行子様」
と書きますから
間違いではない。
声にしない限り
分からない
というわけです。
私のような
ドジな勘違いを
する人は稀でしょうが、
思い込みの怖さを
知った出来事でした。
この間、
どんな思いで
彼女は私と
付き合っていたのか
と思うと
申し訳なさ
でいっぱいです。
最近知ったことですが、
人気お笑い芸人の
「有吉弘行さん」
は
「ひろゆきさん」
とばかり思っていましたが、
正しくは
「ひろいきさん」だ
というではありませんか。
「いくこ」を
「ゆきこ」と
勘違いしていた一件を、
思い出します。
人の名前とは
本当に勘違い、
読み間違いの類が
多いと改めて知りました。
臼井 由妃(うすい・ゆき)
健康プラザコーワ、
ドクターユキオフィス代表取締役
<日経BIZアカデミーより抜粋>
