臼井流「最高の結果を出す人の話し方」
”他人の言い間違いは
軽く流すのが大人の流儀”
ー 嘘 も 方 便 ー
若い頃の私は、
言葉に対して
あまりにも無頓着でした。
幼少期に患った吃音を
直すことばかり考えていて、
話せるようになりたい
という気持ちが先走り
「言葉選び」にまで、
考えが及びませんでした。
ハッキリ伝えるのは、
会話の基本です。
だからといって、
どんなときでも
ハッキリ伝えればいい
というものでも、
ありません。
時にはお茶を濁す、
遠回しに伝える、
知らないふりをする、
「嘘も方便」
という場合があります。
若い人ならば許せる言葉も
年配の人の心には
突き刺さる。
その逆もあります。
正直に伝えたがために、
その後人間関係が
ぎくしゃくした
というケースもあります。
相手の心を傷つけてしまう、
誤解を招く、
杓子定規だと煙たがられる。
「こんなはずではなかった」
という失敗を私も、
重ねてきました。
誰にでも間違いや勘違い、
思い込みがあります。
世相に詳しい人が
堂々と話題のキーワードを
間違えて言うこともありますし、
英語に詳しい人が、
意味を間違えて
話すこともあります。
それなのに
鬼の首を取ったように
ズバリ指摘して、
大恥をかかせてしまう。
「えっ? それ違うわ」
「何で? 嘘~」
「ずっと間違っていたの?
信じられない」
こうなると
「あなたは非常識極まりない人だ」と、
言っているのも同じです。
人は自分の言動について
ズバリ指摘されることを
嫌います。
たとえ
間違ったことであっても
「ダメだし」
をされたら意気消沈しますし、
自信満々の言動を否定されたら、
プライドはずたずたに
傷つけられ、
否定した相手に
敵対感情を持つこともあります。
臼井 由妃(うすい・ゆき)
健康プラザコーワ、
ドクターユキオフィス代表取締役
<日経Bizアカデミー電子版より抜粋>
