会社を辞めずに、富山へUターンしました -33ページ目

会社を辞めずに、富山へUターンしました

地方在宅勤務とノマドワークで、
始めてみました富山生活。

2015年3月11日。
下りの「はくたか」で、富山に帰ります。
今日で「はくたか」に乗るのは最後です。

思えば、この列車には本当にお世話になりました。
学生の頃から東京に住んでいたので、
ほくほく線が開通し、「はくたか」が走りはじめてからは、
帰省の折りに必ず利用させていただきました。

富山に帰ってきてからの2年間は、
毎週のように利用することになり、
記録を遡ってみると、
2013年の4月から2015年3月までの2年で、
98往復・196回も乗車しました。


越後湯沢で上越新幹線を降り、
足早にいつもの在来線ホーム1番線に向かいます。
今日は北関東のとある街に出張へ行っていたため、
最終の「はくたか26号」です。
湯沢電光表示

ホームに着くと、いつものように「はくたか」が待っています。
湯沢はくたか1番線
写真を撮り忘れたのですが、
サイドの楕円形の「HAKUTAKAマーク」が消されていました。
廃止に関連した処置でしょうか。

いつもの6号車へ。
湯沢はくたかサボ

車両には「クモハ681-501」のナンバリングがあります。
はくたか車両表示

列車に乗り込みます。
6号車扉

後ろを気遣わずにリクライニングができる最後部の席がお気に入り。
最後に座ることになった席は、海側の16C・16D席です。
はくたか6号車室内

「はくたか」は気密性が高いためか、
車内にいるとホームの発車ベルの音やアナウンスはほとんど聞こえません。

今日もいつのまにか発車時間がやってきて、
ホームを滑り出しました。
21時30分、定刻です。

3月も半ばというのに、今日も上越は雪です。
六日町駅を通過し、軽い減速感を感じるときが、
上越線からほくほく線のポイントに進入する合図。

それまでの線路の継ぎ目の音がなくなり、
連続的なモーターと車輪の回転音に変わります。

ほくほく線内の走行は、国内在来線最高速の160km/h。
トンネル通過時の気圧差を、鼓膜に感じるようになります。
在来線の特急とは全く異なるスピード感。

じつは、今日は最終便になるので、
あらかじめ指定席を予約していました。
はくたか切符
でも、それほど混んではいなかったため、
隣に人がいない自由席に座っていました。

「はくたか26号」は、直江津までノンストップ。
最初のトンネルを抜けると、
スピードをやや抑制しながら「十日町」駅の緩いカーブを通過し、
またトンネルへ。
そのまま日本海側まで一気に駆け抜けます。

徐々に減速し、ほくほく線の高架が終わり、
線路の継ぎ目の音が聞こえ始めると、北陸本線の「犀潟」駅を通過。
ここまでで「はくたか」が真価を発揮する高速走行区間が終了します。
この間、約30分。今日はいつもより短く感じました。

北陸線に入ってから、前走列車の遅れの影響で、直江津に4分遅れで到着。
ホームには鉄道ファンの方が4~5名、写真やビデオで「はくたか」を撮影していました。

いま考えてみると、直江津~富山の区間こそが、もっともお世話になった区間とも言えます。
ボクが子供のころに乗った特急「白山」(「はくたか」も)。
上越新幹線が開通してからの、特急「かがやき」や「北越」。
そして、ほくほく線が開通してからの特急「はくたか」も、
富山~直江津間については、いつの時代にも変わらず北陸本線を運行していました。
しかし、北陸新幹線ができてからは、
この区間を利用することもなくなります。
なんだか、いろんな意味で、ラストランですね。

そとは雪。
糸魚川通過

そうこうしているうちに糸魚川を過ぎ、
親不知に突き出た北陸自動車道の街路灯の列を眺めてしばらくすると、
越中宮崎の「鱈汁ロード」の看板群が左手に見えてきました。
もう富山です。

魚津着23:14分。ずっと奥の地鉄のホームから、
富山方面へ列車が発車して行きました。
はくたか魚津

魚津の次は富山です。
いつも利用するはくたか24号や22号であれば、
「東富山」駅を過ぎて、右手にゴルフの打ちっぱなし練習場の光が見える頃に
富山到着を告げるアナウンスが入ります。
でもこの時間は、ゴルフ練習場も営業を終了しているようです。

そして間もなく、「富山」駅3番線に到着しました。
定刻から4分遅れの23時30分頃です。
先頭車両の写真を撮るため、
少し早めに降車の準備をし、2号車扉まで移動していたので、
扉が開くとすぐに写真を撮りに先頭車に向かいました。
はくたか富山駅到着

遅れを取り戻すためか、すぐにアナウンスが入って、出発です。
はくたか富山駅発車

本当に長い間お世話になりました。
はくたかさよなら

さようなら、「はくたか」。

真っ赤なテールランプが、
いつもより少し大きく感じました。
長い間、お世話になりました。