今回も2023年2月号からピックアップ。
ここでは、鹿島に加入して2年目の樋口の特集。
コーナー「アントラーズ戦士たちの軌跡~FACE:樋口雄太」
鳥栖で10番を背負い絶対的な存在になった樋口が、鹿島に来た理由を話している部分を載せます。
~"優勝してみたい"から"優勝しなければならない"への変化~
鹿島に加入することを決めたのは、自身がつき次なる未来を思い描けるようになったからだ。
「日本代表に選ばれたいと思うようになった事が、移籍を決断した理由でした。
鹿島は、これまで数多くの日本代表を輩出しているチーム。
自分もそういった環境のチームで試合に出続ける事ができれば、自身の価値も高まり、目標に近付く事ができると思った。
あとは、タイトルを義務付けられたチームでプレーする事で、自分がどれだけ成長できるか試したいという想いもありました。」
ディープレッドのユニフォームに身を包み、1年間戦った事で高まる想いがある。
「鹿島に来る前は、"優勝してみたいな"というぐらいの想いでしたが、今シーズンは自分自身も強くそう思っているように"優勝しなければいけない"というマインドに変わりました。」
その自信がプレーに好影響を与えてきたように、意識の変化は樋口をさらなる高みへ導こうとしている。
「今までは試合中に声を出すタイプでは無かったですけど、自分がさらに成長するためには、言葉で発信していく事も必要だと思っています。
性格的なところもあるので、いきなり変わるのは難しいかもしれませんが、言葉で伝えていく事で周りからの信頼も増してくるハズ。
振り返ってみると、昨シーズンは加入1年目という事で、まだまだ遠慮や自分自身にも甘かったところがあったように思います。」
鹿島で背番号14を選んだのは、プロとしての姿勢を教えてくれたあの人に1歩でも近づくためだった。
その背中は常にチームやクラブの事を考えていたように、樋口も今チームやクラブという単位で物事を考える選手になった。
そして・・・
これまでもそうだったように、これからも今の自分に目を背けること無く樋口は突き進んでいく。
その先に、鹿島での栄光と日の丸を背負って戦う舞台があるハズだ。
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他のチームで主力として活躍していた選手でも、鹿島に来るとなかなかフィットするのに時間がかかる選手が多かった中で、樋口は思った以上にすんなりとチームにフィットした印象があります。
決して派手な選手ではありませんが、献身的で足元の技術も高く、守備面も含めて全体的にレベルが高い選手。
ただ、目標の日本代表に選ばれるには、さらに1段2段アップするか、1つ突出した能力が必要。
なかなか大変ではありますが、樋口が日本代表に選ばれたら普段あまり代表を観ない鹿島サポーターも注目すること間違い無しだと思います。
楽しみですね。
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