シュート20本を打つも・・・空しく無得点。
やはり、これが今の鹿島なんだと思います。
J1第36節
11/20 15:03キックオフ in カシマスタジアム
鹿島0-0大分
今回の結果で、鹿島の4位以下と大分の降格が決定。
鹿島のスタメンは
GKクォンスンテ
DF常本
DF関川
DF町田(→犬飼)
DF安西
MF三竿
MFディエゴピトゥカ
MF和泉(→永戸)
MFファンアラーノ(→遠藤)
MF聖真(→荒木)
FWエヴェラウド(→綺世)
ベンチは、沖・犬飼・永戸・レオシルバ・遠藤・荒木・綺世
やはり実力では、個人個人の能力も含め鹿島が上。
全体を通せば、鹿島が終始押し込んでいたように思います。
でも、押し込むだけで得点できないなら何の意味もありません。
今回の試合は、まさにそうでしたね。
その試合の中で、新たな発見がありました。
後半9分から永戸を投入。
「安西と交代?何で?」と思ったのですが、安西の調子は決して悪くなく、むしろ気持ちが入っていてキレッキレ。
実際は和泉との交代。
そこで、安西が1つ前へ行き、永戸が左サイドバックに入りました。
ここまで完全に安西にポジションを奪われ、ベンチ外もあった永戸。
まさに左サイドバックでライバルと言える2人が共存して、さらには上手くハマるとは思っていませんでした。
これにより、さらに左サイドが活性化。
安西を永戸が追い越したり、永戸が安西を追い越したり、そしてそれぞれが鋭いクロスを入れ、大分ゴールへ襲い掛かります。
結局、得点には繋がりませんでしたが、鹿島に新たなオプションが生まれたのは間違いありません。
日本代表帰りの綺世がベンチスタートでカイキがケガで離脱だったため、エヴェラウドが先発。
今回こそエヴェラウドの覚醒に期待したのですが・・・
やはり、どこか焦りがあるようで、シュートも終盤のキーパー正面に飛んだヘディングのみぐらいでしょうか。
完全にハマらなかったため、綺世と交代。
皮肉な事に、その綺世が入った事でさらに攻撃が活性化。
何となく感じたのですが、相馬監督の中でエヴェラウドの評価はもう上がれない所まで落ちてしまったような気がします。
守備の面では、何度か突破された場面もありましたが、さすが常本でしたね。
攻撃面も良くなっていますが、守備の上手さが出ていました。
そして、試合に出場していきどんどん成長していってる感がある関川。
今回は特に冷静でした。
力や高さで跳ね返すシーンももちろんありましたが、体を入れてボールを奪うという三竿や昌子を彷彿とさせるシーンがあり、その時はスタジアムがザワつきました。
視野が広くなり、ボールを散らす能力も備わった気がします。
町田も逞しくなり貫禄も出てきました。
犬飼もイイ選手なのは間違いないですが、現状この町田・関川コンビが鹿島のスタメンとして定着しましたね。
大分は、決して自陣にドン引きしていたわけではありません。
ただ、大分も残留に向けて本当に頑張っていました。
今回のスコアレスドローという結果は、鹿島がそれを崩せなかった事・・・これに尽きますね。
今節で横浜FC・仙台・大分の3チームが同時に降格となりました。
鹿島は、その3チームから勝ち点を積み上げられませんでした。
守備を固めるチーム、頑張るチームを崩せない鹿島。
それが今の鹿島の実力なんだと思います。
次の相手は、頑張るチームである鳥栖。
ホーム最終節戦のあとのセレモニーは、ここ数年暗い雰囲気の中で行われています。
とにかく勝って、少しでも明るい雰囲気でセレモニーを迎えたいですね。
あとは、運を天に任せるのみです。
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