この話をはじめに聞いたときに、ひどく傷ついて、けれど、傷ついたということを口に出してはならないのだと同時に思いました。
それこそ、何の生産性もない話だろうと考えたからです。傷ついたというだけなら、三歳の子供にもできますからね。
議論を重ねて、意見を共有して、そうして社会を住みやすくしていくことが当然で、傷ついたというのは二の次だと。
けれど、この杉田水脈議員に対する意見をまとめる前に、一度だけ言いたいと思います。
傷ついた。泣いた。つらかった。久々に怒った。
私が傷つけられたことよりも、人が傷つく発言を平気でするひとが国会議員をしていることがつらかった。
彼女に賛同する人がいることがつらかった。
自分が反対意見に晒されることがつらかった。
理屈じゃない。感情論だ。正しいとは思ってない。
でも、私と同じ思いをした人がいるかもしれない。だから書くよ。
傷つく必要はない。気に入らない意見を無理して聞く必要はない。子供を生んでも生まなくても、人間であることに変わりはないし、それがあなたの価値を左右することはない。
どうか、あなたがあなたらしく生きていける道を探してほしい。
こんなことを言うのは、私がこういわれたかったからだ。だれも、言わなかったからだ。
議論は大事だ。議論することにこそ生産性がある。
感情論でものをいうのは、正しさを見失う可能性がある。とても危険なことだ。
声を大にして、傷ついた! 何とかしろ! なんていうことはできない。それはあまりにも無責任だ。
けれどどうか、傷ついた人がいたことを見過ごさないでほしい。あなたが傷ついたなら、まずは何よりも、平静を取り戻すことから始めてほしい。傷をいやしてほしい。
あんな人を軽んじるようなことを言う人に、心を動かされる人が少しでも少なくなりますように。