これも弊社の定番のお仕事と言っていいのかも、、
名古屋市千種区のお客様、ご注文を有り難うございました。。
イタリア製の猫脚椅子です。
2脚でして、これと全く同じ物を何度も何度も張り替えてきました。
それではこの猫脚椅子を張り替えます。
先ずは鋲を取り外すと針が見えます。針を針お越しで1本づつ浮かせて、
ニッパーで抜いていくという、地道な作業ですが丁寧にやらないと、
同様に背面も張地をはがしますが、背面は表と裏があって、
表をはがすとボロボロ になったクッショオン材があって、その下の裏側もはがします。
全部はがしてこんな状態ですね。座面のクッション材の裏側(左上)はPPテープの痕が 、
それも取り除いて、、
フレームだけになりました。
この類はクッション材等、殆どの部材が劣化していますので、いつもこんな感じです。。
座のフレームの内側の角を面取りして滑らかにしました。弊社ではいつもの作業です 。
汚れを落として、フキフキ
彫刻の間のホコリもブラシで取り除きました
仕上げに塗り込みのウレタン塗料を塗りこんで、色付いてピッカピカ です。
さて、PPテープの代わりに伸縮性の無い丈夫なウェービングベルトを張って、
この上に載せるクッション材を盛り上げるためのチップラバーを貼り付けました。
矢印は丸みをだすように斜めにカットしています。 こだわりどころ① 。
型紙を作って、型紙でチップラバーをカットします。
貼り付けて余分をカットして、貼り付けます。
更に上に載せるクッション材をカットしていきます。
チップラバーとウレタンゴムを貼り合わせました。
それをフレームに貼り付けて、余分をカットして、
側にも細長くカットしたウレタンゴム貼り付けます。
上段真ん中では、細長いウレタンゴムの角を長~く斜めにカットして貼り付けることで
自然な丸みをだすのです。こだわりどころ②です。
矢印箇所が斜めにカットされている箇所です。
ようやく張地を張り込みます。先ずは白ワタを貼り付けて、
後ろ脚の食い込み箇所に慎重にハサミを入れて 、張り進めます。
背面の生地には下地シートを貼り付けてから張り込むことで、強度を増し増しして、
背面に貼るウレタンゴムもやっぱり角を斜めにカットして自然な丸みをだします。
こだわりどころ③です。
背面のウレタンゴムにも白ワタを貼り付けてから生地を張り込みます。
左下ではひまわりの花みたい になってますね。この余分をかっとして、
生地の張り上がりです
仕上げに鋲を打ち込んで、
完成
サンゲツのUP313、ラティスポイント、ピンクの斜め格子柄です。
上品でいて可愛らしい椅子になりました。
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。