カリモクさんの人間工学に基づいた椅子を張り替えました ◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡ | “椅子やソファがキレイだと気持ちイイですね” (^-^)//  竹永椅子店のブログ

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名古屋市で椅子、ソファの製造、張り替えを主な業務とする竹永椅子店です。
ホームページでは言えないブログらしいことをお伝えしますので宜しくお願い致します。

 

なんだか、、凝ったデザインのカリモクさんのダイニングチェアです。。うーん

 

以前、これの座面のデザイン形状が似た椅子を張り替えたことがありますので、

直ぐに、これは 人間工学(エルゴノミクス)に基づいた~、、だと思いました。

 

今回は名古屋市瑞穂区の御客様、御注文を有難うございます。てへぺろうさぎ ドキドキ

 

調べたところ、現行品のCT7805 がベースでしょうか、、7805は背面上部が丸くなっていますが、

これは水平というか真っ直ぐです。。その他はほぼCT7805 と同じに見受けます。。

 

 

張地はライトグレーですので汚れも目立ち易く、、かなり黒ずんでいます。。ショック

 

 

背面裏側の下部にシールが、、

 

「カリモクの“チターノ” は、お客様からのアイディア・ご要望を取り入れ、
お取扱店と一緒に作り上げたオリジナル商品ブランドです。」

 

とカリモクさんのHPにありました。限定品ということでしょうか。。爆笑

カリモクさんの限定品でしたら、さぞお高かったのでしょう。。

 

 

4脚です。。座面の側面を見て頂くと湾曲しています。。

この辺りも人間工学のこだわりなのでしょう。。うーん

 

それではこのダイニングチェアを張替えます。。ビックリマーク

 

先ずははがしていきますが、、右上から、

溝に埋め込んであるパイピングのような太い紐を取り除くと、張地を張りこんである溝が出てくるので、

針を起こして、、あせる ニッパーで抜き取ってはがしていきます。。

 

フレームにキズを付けないように進めるのでこれが大変なのです。。アセアセ汗

 

以前、お客様がとある業者に張り替えを頼んだら、、

「張地の周りが傷だらけにされて帰ってきて、、」という椅子を見せられたことがあります。。ショック

 

 

キレ~にはがし終わりました。。

右上の座面のウレタンゴムの内部には、、左側の特殊なクッション材が仕込んでありました。。

 

「スポーツシューズの側生地と同様の、立体的なクッション繊維をウレタンの間に

挟みこむことで、ウレタンがつぶれ切らず、適度な反発力を維持します。

底部の布バネとのトリプル構造で圧力を絶妙に軽減し、

気持ちのよい座り心地を実現しています。」

 

とカリモクさんのHPにありました。こだわっていますビックリマークおーっ! 

 

 

ウレタンゴムも傷んでいたので全て取り除きました。。

座面には弊社でも使うメッシュシートが使ってあります。。

 

「座面には、一般的な合板を使用せず、飛行機の座面にも使用される布バネを

全面に張り込んでいます。

これによりお尻の凸部にかかる圧力を分散し、身体全体を包み込むように支えます。

布バネにより、その上にあるウレタンの劣化も軽減され、ウレタンの耐久性も高まります。」

 

とカリモクさんのHPにありました。 きれいに言えばこの通りですが、

弊社でこれを使う時に私はよく、「キャンプ用のイスみたいにお尻に馴染む感覚ですよ。。」

って説明しています。ビックリマーク

 

 

なんだか、さっきからカリモクさんの宣伝をしてるみたいですね。。

回し者みたいですが、、ウシシ、カリモクさんの家具にはお世話になっていますから。。ニコニコ

 

 

 

さて、張地を裁断して縫製の要らない背面裏側を張り込み、

職人さんの判断で補強としてのPPテープを張ります。。

 

 

 

裏側はこんな感じですね。。ラブラブ

 

 

続いて座面のウレタンゴムを成形していきますが、、さっきの立体的なクッション繊維、、

お客様とお話したところ、、特に座り心地やメーカーのこだわりが気に入ったのではなく、、

これだけの製品なのに、購入時も相応の説明も無かったのか、ぐすん

 

デザイン性が一番だったようですので、、

相談の結果、弊社のいつも通りの硬めのクッションにすることにしました。

立体的なクッション繊維は未だ使えそうでしたが、、残念ですが、、廃棄します。。ショック

 

 

私なら性格上、こだわり部分は一生懸命に説明してしまいますが、、

メーカーさんも直販ではないのでエンドユーザーに伝えるのは難しいのか、、ショック

 

 

さてさて、、背面のウレタンゴムを成形していきます。。音譜

 

こんな状態です。。

 

側面にも丁寧に薄めのウレタンゴムを貼り付けます。。音譜

 

 

背面の表地を張って~座面の側面にウレタンゴムを貼り付けながら、縫製して張り込み。。

 

座面の側面の余白張地を切り取って、、

 

張地の共張りで作ったパイピングを溝に取り付けます。。

 

 

完成 爆笑 音譜

 

元々はフレームのナチュラル色に似たライトグリーンでしたから全体がぼやけた感じでしたが、

シックなブルーグリーンでフレームと生地の両方が際立ちました。。ラブラブ

 

 

サンゲツのUP437、コロンというファブリックでベルギー製です。。音譜

 

 

拡大するとこんな生地、、

ブルーグリーンの部分は毛羽立ったモケットのようですから高級感もあります。。ラブラブ

やはりヨーロピアンな感じですネ。。音譜

 

お問い合わせは 竹永椅子店  まで kittymymelody

 

 

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その際は事前に必ずお電話を~。。