こういう椅子って、、好みがハッキリ分かれますね。。
置く場所も強めに選ぶ椅子でもあります。。
でも、、我々からすると、張り替えがいのある椅子でもあります。。
名古屋市天白区のお客様。。ご注文を有り難うございます。。
趣味で買われたのか、1脚のみ。。欧米の宮殿での晩餐にでも使われそうな、、
しかもアメリカから持ち帰られたものだそう。。made in USA ってやつですね。。
それではこのダイニングチェアを張り替えます。。
キレ~イにはがしたのですが、、驚いたのが背面裏側、、
フレームからはみ出したウレタンゴム、、当然、生地ごと盛り上がってました。。
左が取り除いた背面表、右が背面裏側のウレタンゴム、、それぞれ最厚部は50mm位、、
お客様のご要望として、、
ただでさえ欧米使用で座高も高い上に、座面のクッションが盛り上がり過ぎているので座り難い、、
そして何より背面表側のウレタンゴムも非常に厚めなので、
座った時に前に押される感じになりチョイがけになる、、etc、、
とにかく座り難いそうなのです。。 確かにそうでした。。
これらを改善すべく、このダイニングチェアを張り替えます。。
先ずはキレ~イにはがします。。
ゴム製のベルト、、決して品質の良い物ではありません。。
そもそも品質基準の違うmade in USA ですから仕方ありませんし、日本とは国民性も違います。。
made in China と大差ありませんね。。
お客様もそのあたりは解っていらしたようで、「色々と作りが悪い、、」 と言っていました。。
それでも相応の費用をかけてリフォームするわけですから、、
出来の悪い子ほど可愛い 、、しっかり直しますよ。。
いつものごとく 面取り します。。これで張地等の部材が長持ちします。。
右上から、座面に丈夫なメッシュシートを張り込み、これがバネの代わりになります。。
左上では、パイピングが付けやすいように、樹脂製の特殊なパイプを取り付けます。。
言い換えれば、パイピングが綺麗ではない取り付け、仕上げでしたので、、
座面のウレタンゴムを完成させて、張地を裁断します。。
白ワタを貼り付けて感触を良くします。。
座面の張地を張り込みますが、この張地では絵柄合わせが必要になりますので慎重に。。
続いて背面の下地シートを張り込みます。
元々はこの下地も無くて、はみ出すウレタンゴムがそのまま置いてあっただけでした。。
とりあえず、ここまで出来ました。。
背面のウレタンゴムを貼り付けていき、白ワタを貼って張地を張り込みます。。
こんな状態。。
いよいよ仕上げです。。
背面裏側に下地のテープ、それからシートを張って、絵柄を見ながら、、。。
完成
サンゲツのUP269のクラウンウェールズ、ベルギー製です。。
こういう椅子のための生地っていう感じですね。。
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。