定期的に歯医者さんからユニットの張り替えの御注文があります。
治療の時に患者さんが寝そべる、あのシートです。
特殊な器具ですので購入価格は500万円~とか、
機種にもよると思いますが、高額な医療機器です。
しかし、傷むのが早いのは椅子やソファと同じで生地やクッションです。
器械的なパーツはそうは壊れないのでしょう。
とゆうか、そのような場合は当然、弊社に依頼はありませんが、、
とゆうわけで今回は改装に合わせて3台の御依頼でした。
名古屋市名東区の歯科医院さま。。
これです。多分、同じ機種を過去にも張り替えた覚えが、、
では、この歯科ユニットを張り替えます
パーツをはずすとこんな感じです。
最初の頃は苦労しましたが、、
色々な機種をやっくるうちに、応用力が付くものです。
ここはこうなんじゃないかな?、、とか、、こうだろう、、とかですね。
それでも簡単に取り外せる機種もあれば、
取り外しに1時間/1台かかる場合もたまにあります。
持ってきて並べてみました。
どんな感じになるのか、後で解りやすいように
1台だとこんな感じですね。
この類の座面、背面は表面がへこんでいます。
これは生地の裏側とクッション材の表面が接着剤で
しっかりと接着されているからです。
それをはがすにはドライヤーで熱風をあてて接着剤を
溶かしながらはがしていきます。大変です。。
はがすとこんな感じです。
多少は生地にくっついてきて凹凸が残ります。
その凹凸の補修と補強を含めてウレタンゴムを張ります。
クッション性が改善されます。
生地を張る前に接着剤を吹きつけます。
ここからが難しい工程です。
接着剤が乾かないうちに手際良く張っていきます。
やり直しもききませんので職人の腕の見せ所です。
シワに気を付けながら生地を整えていきます。
新規で製作する時はおそらく器械工具を使って、
例えて言うならサランラップを張るように
ビタ~っと、シワもでないように張るのでしょう。
しかし、人の手で張るとこんな工程になります。
3台とも出来上がりました。
拡大するとこんな感じです。
さあ、納品、取り付けです。先ず背面、まだ簡単でした。
今回は改装の真っ最中で、足の踏み場もないような状況でしたので、
物をどけながらと、大変です
座面も簡単でした。
外す時もそうでしたがこの機種は足置きの取り付けが大変なんです
画像は既に畳んでありますが、伸ばした状態で下に潜り込んで、
まさに自動車修理工のように、暗い状況でライトを口にくわえて、
カバー奥の小さな穴にビスを締めるのですが、、見えない、、ここか、、
もうやりたくない取り付けです。。
取り付ける度に自分で写真を撮ってますので、
当然、私は写っていませんが
この狭い空間で仰向けにはいつくばって、ゴソゴソやってました。。
最後に枕のパーツで終了です。
3台で約90分かかりました。
張り替えだけでなく、取り外し取り付けも大変なんです
でも鮮やかなグリーンで見違えました
お問い合わせは 竹永椅子店 まで