今日はサッカー(フットボール)の話です。
1974年のワールドカップ決勝。
西ドイツvsオランダ。
西ドイツの主将は皇帝フランツ・ベッケンバウアー。
対するオランダの中心は空飛ぶオランダ人ことヨハン・クライフ。
結果は2-1で地元西ドイツに栄冠。
スポーツゲームには勝敗が付きものであり、ワールドカップ決勝となれば、全てにおいて
勝利が優先されるのが、当然と言えば当然。
勝者は記録され、敗者は忘れられる。。。
でも例外だってありますよね。
以下はサッカーの専門家ではないので、誤りがあると思います。
ごめんなさい。最初に謝っておきます。
当時のオランダ代表が用いた戦術は「トータルフットボール」と呼ばれた。
"モダン"で"魅惑的"で"緊張感"があって、ハイライトは二次リーグのブラジル戦。
興味のある方はDVDその他で探してみてください。
「トータルフットボール」の定義はどうやら曖昧らしい。極めて希な選手であるクライフを
中心に、戦術眼をもった全選手がダイナミックに・・・
何を言っているのか自分でもわかりませんが(〃∇〃)
今のサッカーシーンでもその影響は顕著。
オーバラップ・前線からの守備・ゾーンディフェンス・ポジションチェンジの連動などなど。
スタジアム観戦(コロナでなかなか難しい状況ですが)するとテレビ中継とは比較に
ならないほど、サッカーはおもしろい。このダイナミズムの原動力がトータルフットボール
なのかもしれません。
優勝はできなかったけど、その後のサッカー界への影響はオランドサッカーが圧倒的に
大きかった。と言いたいけど、
ベッケンバウアーの確立したリベロスタイルは、その後も多くの競合チームが採用し、
優秀な結果を残してきたのも事実。
ドイツのマテウス(1990 W杯優勝) ※MFの印象が強いが当W杯ではリベロ適
フランスのブラン(1998 W杯優勝)
イタリアのカンナバーロ(2006 W杯優勝)※DF専門に見られるがとんでもない
ドイツは、その後2回優勝。オランドはその後も2回の準優勝。
ベッケンバウアーは西ドイツを率いてW杯優勝。クライフは結局、オランダナショナル
チームの監督になることはありませんでした(噂には数知れずなりましたが)。
指導者としては、バロセロナを1988から1996シーズン(途中)までを率い、
その能力を遺憾なく発揮しているけれど。
勝負にこだわったファールもどきの行為、
x次リーグ突破を目的とした消極的展開、
守備偏向な選手起用やフォーメーション、、、
勝利のためには、致し方ない。大きくて重要な戦いになればなるほど、勝利や次の
ステージへの突破にサポート達も興奮し、歓喜する。
結果は実績として残っていく。
ザッキやジーコの日本代表チームは「失敗」という烙印が押される。
僕を含めたサポータ・ファン側にも問題があるのかも。優しい評価(サポート)心が
本当に楽しいプロフェッショナル・スポーツ・ゲームを作っていくのかも。
でも勝って欲しいんですよね。
僕のてんびんばかりは今日もどちらにも傾かない。。。
ps)個人的は「クライフ」が歴代で一番好きな♡サッカー選手です。
