この6年生の夏休みは、新型コロナウイルス大流行による保護者の在宅勤務を奇禍として、夏期講習を回避、働く親の隣で家で勉強することによって、成績を上げることができました。

 

この成功体験があるため、(また、ファイナルの講習費用も高額なため、というのももちろんありますが、)冬期講習についてもパスし、塾も止めてしまってすべて親がかりで入試に臨む、ということも検討していました。

 

結果としてその道は選ばなかったのですが、今実際に冬休みを体験してみると、うちは冬期講習取って良かったな、と思っています。

 

いよいよ志望校ごと、受験日程ごと、子供ごとに個別の学習が必要になってきており、一律に「宿題やったの」との確認だけしていれば良かった通常授業時と比べ、今日は子供に何をさせるか、次は何をやるべきか、という判断が求められます。子供の入試スケジュールの組み立てや出願作業に取られる時間も馬鹿になりません。

 

塾に半日行っている本人もたいへんだとは思いますが、塾に行っている間の時間が、保護者に取っても自分のことができる時間となるのだなと気づいた次第です。普段は集団塾だけでなんとかやってきた、おそらくうちと同類のよくある受験家庭でも、このあたりから個別指導や家庭教師を重点的に投入して追い込みを計るところはいるみたいで、ブログでも拝見しますが、うちは親が在宅していることや課金額からその道は選んでいないわけで、外部の手助けがあればもう少し楽なのだろうなとは思いますが。

 

また、夏期講習については、なんだかんだ言っても宿題を期日までにやる・やらせる、ぐらいしか責任がなかったのに対し、直前の冬期講習ファイナルではやっていることの一つ一つが、最終的な〆切に向けての、何を選んだかによって入試結果が変わりうる究極の取捨選択ともなりえます。

 

そして、ファイナルが始まった先週頃は、「塾の授業で役に立たなさそうな科目(うちの場合は特に国語、聴いても伸びない感じが以前からあるため)は、自主的に休んで家で過去問でもする?」なんて何回も子供に提案していたのですが、実際に毎日通わせてみると、塾の方もさすがに本気度が高まっているということか、かなりピンポイントで絞った講義、すぐに実になりそうな内容を教えてくれていることもわかってきました。

 

今までの3年弱はなんだったんだ、ともなりますが、生徒側の最後にきての本気度の高まりもあってこそ、意義の高い授業ができてくるのでしょうね。

 

個々の家庭によって状況はさまざまでしょうけれど、うちは最後のファイナルは取って良かったな、と思います。