西洋医学は科学的だと多くの人が言います。

 

確かに検査技術は進歩しています。

 

一昔前よりは格段に初期の段階で異常が発見でき、その詳細もわかるようになりました。

 

以前なら助からなかった病気が不治の病ではなくなっているのも事実です。

 

だから「西洋医学は素晴らしい。」「探せばどこかに私のこの病気を治してくれるドクターがいるはずだ。これだけ医学は進歩しているのだから。」

と思う人は多いはずです。

 

“科学的”という言葉はとても便利に使われているような気がします。

 

そして人は“科学的”という言葉に弱い。

 

「科学的だから信用できる。」でも多くの人が本質的にその“科学的なもの”を理解していて利用しているわけではないのです。

 

飛行機の飛ぶ原理も車が走る原理もテレビが映る原理も私はよくわかっていません。

 

でも何の疑いもなく当たり前に利用しています。

 

そういうものだから。

 

つまりもうそこで思考停止になってしまっているわけなんです。

 

病院の治療は“科学的”だからという刷り込みで思考停止になってしまっていませんか?

 

世界にはそしてこの現代には私たちが知らない身体や心を治癒させるいろんな療法があります。

 

知らない世界は怖いのはわかります。

 

でも、たかだか私たちの科学的という判断基準も曖昧です。

 

結局、人は自分の世界観の中で生きていて、そこから情報を取捨選択して取り入れるものは取り入れ、要らないものや怪しいと思ったものはスルーします。

 

でも、自分のいる世界だけがすべてではないということ、自分の知らないこと、理解できないことも同じように存在しています。

 

まだ自分の知らないことがいっぱいあるんだろうなぁ、ただ自分が知らないだけなんだろうなぁと何となくですが、わかっていることはとても大事だと私は思います。

 

 

 

サルビア鍼灸院