冒頭は、学生運動盛んな時代の最高学府の一研究室、そこに逃げ込んだ二人の全学連の男女、そして研究室の主である教授が出会うシーンから始まります。
冒頭の長セリフ、すごい。
この調子でいつまで続けるんだろうと不安になってしまうほど。
この時代の背景とかは昔からとても興味があって、ああ、これからどうストーリーが展開していくんだろうと楽しみになりました。
椎名桔平演じる教授の研究題材は「寄生虫」。
これが全編にわたってキーワードとなります。
「私に寄生させてください!」
アメリカ/日本、右翼/左翼、民間/行政、親/子、男/女……。
寄生とは一方的な関係性ではなく、共存でもあるということでしょうか。
原作は五木寛之のエッセイ「わが人生の歌がたり」だそうです。
このストーリーに昭和歌謡をからめるわけです。
ところどころに中村中の歌とピアノがさしはさまれます。
わが人生の歌がたり 昭和の哀歓 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

わが人生の歌がたり 昭和の追憶 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

わが人生の歌がたり 昭和の青春 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

椎名桔平、田中麗奈以外に準主役だった高橋一生。
存じ上げなかったのですが、学生時代のひょろひょろしていた男の子と世渡り上手となった官僚の演じわけがうまかったと思います。
第三舞台と扉座に所属していたのですね。
上条恒彦、うわー超かっこいい!
(私、老け専だし、白髪好きだし)
若者より腰の位置高くて、ジーパン(って、今言うのかな?)似合う!!
そして、何はさておき我らが桔平ですよ。
細身の男性が好きです。
メガネが好きです。
スーツが好きです。
白衣が好きです。
インテリが好きです。
椎名桔平が好きです。
桔平がそこにいるだけで、フルコンボでした。
鼻血でそお……。
舞台が終わったあと、「昭和歌謡クロニクル」として日替わりでゲストが昭和歌謡について語り、一曲歌うというイベントもおまけにつくのです。
この日はジェロ。
「海雪」のジェロです。
(「ジェロちゃーん!」って言っていたジェロファンおばさまもいらっしゃいました)
歌われたのは岩崎宏美の「思秋期」。
海雪/ビクターエンタテインメント

元曲はこちらです。