自分に素直になるって簡単なようで難しい。

人に優しくするのも、身近な人になればなるほど難しい。

本当はもっと優しくして、甘えたいのに、なんだか自分ばっかりとか

そんなにしたら相手がつけあがるとか(付け上がらないかもしれないのに)

そんな思いが邪魔をしたりする。

 

そして、「察して欲しい」「優しくして欲しい」「かまって欲しい」

という自分の欲望にだけは大いに目がいってしまう事も多い。

 

だって、「・・・してくれないのに」「私だって・・・」

そんな言葉ばかりが頭の中に出てきてしまい

素直に甘えたり、優しくする事を邪魔してしまったりする。

 

でも、その結果、相手は嫌になるよね。

当たり前。

 

自分の苦労も、ストレスも言わずに分かってもらおうなんてそんな

うまくは行かない。

そのストレスをただ不機嫌という形で表現しても何も伝わらないというか

嫌な印象しか伝わらない。

本当は違うんだ。なんて心の中で思ったってそんなの意味がない。

 

他人には簡単に優しく出来たりする。

それって、他人という距離が自分をいい人に見せようとする見栄とかが

あったりするのだろう。

でも、自分の家族や恋人にもそれが出来ているか。

なぜ、他人ばかりにいい顔を見せてしまうのか。

 

確かに日々そこにいる人に他人のような距離感を持って接するのは難しい。

ついついストレスや自分のイライラで相手に冷たくしてしまったりする。

それもたまになら許されるかもしれない。

でも、ベースにちゃんと優しさと愛情を持っていないとね。

持っているのなら、それをしっかり見せて行かないとね。

 

察してもらおう、やってもらおうではなく、ちゃんと話さないとね。

そして、やってもらいたいなら、自分が先にやらないと。

やってもらえるのは当たり前じゃない。

やってもらえる事に感謝しないとね。

だって、自分だって感謝してもらいたいから、意地はっちゃったりしてるんだから。

 

自分の事ばかりにならずに

自分の気持ちに素直になって

それをパートナーと分かち合ってお互いに優しい気持ちを持てるように

歩み寄って行かないとね。

 

何をしてもいい関係なんてどんな関係でも無い。

いつもいつも最高にいい人ではいられないかもしれない。

でも、愛情と優しさは忘れてはいけないよね。