行動療法からみる子育て♪ ~ロバースの早期集中介入から~ | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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週末も終わりましたね。

みなさまはどのようにお過ごしになられたでしょうか。




行動療法は発達障害,なかでも自閉症のお子さんに有効と言われていますが,就学前の子どもに対し集中的に1対1の行動療法を行うことを「早期集中介入」といいます。



この方法は,アメリカUCLAのロバース博士らが効果を発見しました。



ロバースは自閉症児への治療を行い著しい成果を挙げましたが,UCLAで学んだ内容を自宅に戻った子どもたちは応用することができませんでした。



1つの環境で学んだことを,他の環境で使用することをABA(応用行動分析学)では,「般化」といいます。



大学ではできていたことが,自宅ではできないということは,「般化」ができていないということになりますね。



でも,ロバースはあきらめませんでした。



ロバースは治療の後半は親を治療者として訓練して,自宅で親が治療を継続すること。



そして,最初から大学ではなく,家で治療すれば一番いいはずだと考えました。



素晴らしい発想の転換ですよね。



普通なら諦めていまいます。



それを,発想を切り替えることでより大きな成果を得るなんて。



ここから,私が学んだことは


諦めないことで新たな道を拓くことができること。


発想を転換することで,困難がチャンスにもなるということ。


子どもにとってどうしたら一番いいのかを考えること。


そして,親は子どもの「支配者」ではなくて,子どものやる気を引き出す「指導者」になること。


研究者の理論から,そして生き方や考え方からも多くを学ぶことができます。



私は他の方の人生から学ぶことが多く,そして大好きです。


だから,人のお話をお聞きするお仕事をさせていただいているのかもしれません。


今のお仕事も大好きです♪




今日もここまでお付き合いいただき,本当にありがとうございました。

みなさまとの出逢いに心から感謝していますクローバー 愛と感謝を込めて よつ葉