アメリカ人大家族の子育てからアドラー心理学を学ぶ♪ | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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3連休の初日ですね。


今日は,お友だちがケーキを焼いて持ってきてくれました♪


生クリームは付いてないふんわりしたケーキ。


とっても優しい味がしました♪


焼く人の人柄が味にも現れるんですね。


素敵なティータイムでした♪




ご覧になった方も多いと思いますが,先日,アメリカの一家が約20人(正確な人数が途中で分からなくなりました☆)の大家族のTVを見てびっくりしました!



だって,日本の大家族のTVって子どもたちが大勢いて,ケンカや取り合いや,お家も洗濯物も片付く暇もなく,とにかく大変!!って印象でしたが,この大家族は違いました。



家族一員が他の家族のために働くのが当然なのです。



たとえば,上のお姉ちゃんが下の赤ちゃんのミルクやオムツなどのお世話をそれぞれがします。



洗濯は4歳と5歳の兄弟のお仕事。



お母さんは子どもたちにそれぞれのお仕事を教えることも大切な役目です。



その教え方というのが,素晴らしかったのです。



約20人分の洗濯物を洗うのに,洗濯機が4~5台あり,もうトラックに積めるような量です。



それを2人の子どもがかごから出して,洗濯物プールにしてすぐに遊び始めました。



お母さんは「さぁ,やるわよ」と言って,やり方を一つ教えます。



その時,遊びをやめて見ていた2人も,あっという間にすぐに遊びを再開します。



お母さんは怒ることなく,また,「いい?見てて」と言って,今度は計量カップで洗剤を測って洗濯機に入れることを教えます。



子どもに直接させて,次のことを教えようとするとまたすぐ遊び始めます。



お母さんは笑顔でインタビューに答えていました。



その言葉に胸を打たれたのです。



子どもの集中力は,15秒から30秒。



だから,時間をかけて教えるの。



家族のために働くってことが,どんなに楽しいかってことを。



私は,子どものころお手伝いがいやでした。



頼まれると,内心「え~」って思いながらしていました。



でも,家族を含めた自分以外の人のために,喜んであるいは進んでものごとをすることを


アドラー心理学では,


「共同体感覚」


といいアドラーがとても大切にしていた概念です。



縦の支配関係ではなく,



横の協力的なつながりを生み出す人生の態度



とでもいえばいいでしょうか。



アドラー自身は「共同体感覚」の定義を明確にはしなかったからです。



この家族を取材中,大きなケンカや険悪なムードはみられず,あるのは穏やかな雰囲気でした。



そして,この家族のなかに,「共同体感覚」を感じたのです。



人生の態度としての「共同体感覚」がどんなに家族や個人にしあわせをもたらすか



を感じ取った時間でもありました。




今日もここまでお付き合いいただき,本当にありがとうございました。

みなさまとの出逢いに心から感謝していますクローバー 愛と感謝を込めて よつ葉