発達障害を持つお子さんへの対応から学ぶ Ⅱ ~応用行動分析学~ | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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今日は、昨日のお話の続きをご紹介させていただきます。


発達障害を持つお子さんに使われることが多いのが


応用行動分析学


です。


お兄ちゃんが物を投げる⇒お母さんが注意する


このお兄ちゃんの行動の前に、お母さんが妹のおむつを替えているときというきっかけがあったことが分かったとします。


妹のおむつを替える⇒お兄ちゃんが物を投げる⇒お母さんが注意する


お兄ちゃんが物を投げることによって、お兄ちゃんが得られているのは


お母さんの注目


ということになります。


直前のきっかけ行動結果・対応


お兄ちゃんのこの行動を変えるには


環境との関わりに注目するということは、


結果を変えていけばいいということなります。


お兄ちゃんの行動は結果を得るための行動というふうに考えるわけです。


具体的には、
減らしたい行動には、意図的に注目を与えないようにする消去


そして、別の好ましい行動をしたときにいっぱいほめるようにする強化


以前、ブログで、注目することは増える ということをご紹介したことありますが、これも同じです。


大人の反応が結果として、子どもの問題行動を増やしていることもあるのです。


行動に注目すると、結果以外にもきっかけに注目するという方法もあります。


たとえば、おむつを変える時にお兄ちゃんに注目する。
声かけをして一緒におむつを替える。
終わったらお礼を言うことが強化(行動を増やす)につながります。


ほめる


子どもが意欲的に取り組むために、大人がこれまでパターン化された行動を少し見直すだけで、大人も子どもも今より少しでも楽しく過ごせたら素敵ですよね。



これからも少しずついろいろな方法をご紹介させていただきたいと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
みなさまにたくさんの愛と感謝をお送りしています。クローバー よつ葉