お子さんたちは夏休みに入られていますね。お子さんがおられるご家庭はますます賑やかな毎日でしょうね。
今日は、発達障害を持つお子さんへの対応から学ぶ応用行動分析学についてご紹介させていただきます。
発達障害のお子さんは、周りの状況を見て空気を読むというのが苦手で、自分の興味に集中することが多々見られます。
これは、裏を返せば、とてつもない集中力を発揮して、ときにアインシュタインやエジソンのような大発明家を生み出します。
ただ、時には行動の切り替えや相互交流が苦手であったりもします。
このような個性をお持ちのお子さんに使われることが多いのが
応用行動分析学
です。
これは、人の行動を環境の関わり合いから捉え、行動を分析の対象とします。
ということは、
なぜこうなったのか。
という要因を特定するというよりは、
どのようなきっかけによって、現在の行動が引き起こされ、それによって何が得られているか
というような考え方になります。
たとえば、
お兄ちゃんが物を投げる⇒お母さんが注意する
という行動があったとします。
よく観察すると、お兄ちゃんが物を投げるのは、お母さんが妹のおむつを替えているときだということが分かりました。
そうすると、
妹のおむつを替える⇒お兄ちゃんが物を投げる⇒お母さんが注意する
お兄ちゃんが物を投げることによって、お兄ちゃんが得られているのは
お母さんの注目
ということになります。
これを言い換えると
直前のきっかけ⇒行動⇒結果・対応
では、お兄ちゃんのこの行動を変えるにはどうしたらよいでしょうか。
ヒントは、
応用行動分析学では、環境との関わりに注目して行動を変えていくことを研究していくということです。
少し長くなりましたので、明日この続きをお話させていただきたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
みなさまにたくさんの愛と感謝をお送りしています よつ葉