主力商品 | Found it!

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日記とお父さんの商品紹介。


グダグダとサボりながら日記を書いているうちに、いつのまにかうちの主力商品が肥料から
たまごになっていた。
うちの父はナチュラルボーンセールスマンなので、肥料で使う鶏糞を貰って来る養鶏場

をつてにして、いつの間にか卵屋さんとも繋がりができていた。

まったく、その能力が少しでも私にあったら、人生もっと楽だっただろうに(ノω・、)、

パパ、ママ。オイラ、立派な対人恐怖症に育ったよ。


今でも肥料を売っているが、季節によって売れ具合が違うので家計が大変な時期がある
(いつだって楽ではないけど)。
卵はコンスタントに売れている。面白いもので、スーパーでは卵の値段は辛くみられているが、
それ以外のトコロで卵を見ると、ちょっと高くてもとたんに購買意欲が湧くようだ(特にお年寄り)。
卵、それは魅惑の食材ってか。
確かに、沢山使ってふわんふわんな玉子焼きを作る時なんてちょっとだけシヤワセを感じちゃう。


始めは行きつけの喫茶店の集客をもくろんで売り始めたが、評判になり規模が広がり、喫茶店いくつか、

園芸屋さん、町の朝市、パン教室をやっている個人向けなどで売っていて、お客さんが本気で楽しみにしてくれている。

曰く、

「味が全然違う!」
「色が違う!」

「ケーキを作った時のデキが違う!」
それは腕じゃね?

「娘のところに持って行くから孫に会う機会が増える!」
何だって持ってけばいいじゃん!DSソフトとかも喜ばれるよ?むしろそっちがいいわ。
「この卵しか食べれん!」
どんだけ好きだよ!

「もうなんだかグー!γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ☆」
アハハハハ


半端に余ったり、パックする時に割れちゃったりして、その卵ばっかり食べてるから
他の卵との味の違いがよくわかんないが、新しいことは保障つき。
買い付けは市場で、そこに入ってくるものは規模の大きい養鶏場で生産、完全管理されていて、品質も良い。

うちは売るその日か、遅くても前日の夕方に買い付けてくる。
多分同じ日にスーパーに出荷された卵が店頭に並ぶよりも早くお客さんに届く。
売れ行きも早いため、お客さんの手に渡る時に古いなんてことはまず無い。
っていうかいつもだいたい足りなくて文句言われてる(泣)。
白いのはうちのお客さんには需要があんまなくて、赤卵ってやつ。赤のほうが美味しいらしい。

でも、こんな事いうのもなんだけど、赤も白も栄養価はたいして変わらない。
もちろん赤卵を産む鶏がいるんだけど、殻にも身にもキレイに色がつくようにえさを配合してある。
おそらく味の違いというのも、心理的作用が大きいところだと思う。
あ、でも茹でた時に赤の方が白身が硬いらしいよ。

なんだったらえさにほうれん草を混ぜて緑っぽい色の黄身(緑の黄身?)を作る事だって可能らしいが、
気持ちが悪いっ∑(゚Д゚)!!ビシッ
赤の値段が高いのは、たくさん卵を使う業界(マヨネーズとかお菓子とか)で需要がないため

生産数が少ないからだ。わざわざ色をつけて高くしたものを使う必要はないって事だね。


え、興味ない( ̄□ ̄;)!!?全然?

あっ、そう!



ともあれ、卵は完全食品だ。

1つ食べるごとに、生命を1つ食べているんだから、フフフフフフ。

って思ったけど、うちのは有精卵じゃないから不完全か。

(なんつー脈絡の無いオチだ。)