『フーレセラピーサロン わらっく』
岡山県
笠原 えりか 様
フーレセラピーアカデミーに入校を決めたのは、体験会で先生方が明るく楽しそうに接客されている姿を見たときでした。
事務の仕事で毎日が大変だった私は、自分の人生とのギャップに心を惹かれました。施術を受けると長年悩んでいた顎関節症が楽になり、心身が軽くなったのを実感して「家族や身近な人にもしてあげたい」と思い迷いながらも入校を決意しました。
習得後は友人に練習させてもらいながら、 母には資格取得まで毎日2時間ほど施術した所、膝痛が改善し元気を取り戻した姿にますますフーレへの愛着が深まり、その後も約一年間ただ夢中で毎日のように練習しました。
しかし場所も資金もなく、開業は現実的ではないと思っていました。仕事を辞めたい気持ちと再就職への不安の両方がありましたが、覚悟を決めて物件探しを始めたのです。
人付き合いや会話が苦手な私に、兄や友人からは反対や心配の声もありましたが、技術への自信だけを支えに一歩を踏み出しました。
開業当初は半年ほど売上が伸びず悩みましたが、チラシ配布や地域コミュニティへの参加、SNSの活用を通じて徐々にお客様が増えていきました。
お客様から、「今まで受けてきたマッサージは何だったんだろう」「心療内科より気持ちが楽になる。叶えたい夢があるから相談に乗ってください」と言われたとき、体だけでなく心も癒してあげられるというフーレセラピーの本質に触れた気がしました。
長年の体調不良や、祖母の介護・父の看護を通して、「寝たきり、しんどい人をなくしたい」という思いが私の原動力です。
アカデミーでは自分が元気でなければ人を癒せないと教わったので、自身のメンテナンスも大切にしています。
高山先生から教わった「どんなインテリアよりも、すみずみまで清潔に」という言葉を胸に、お客様の味方でいられるサロンを目指しています。