大学の後輩に、講談師の神田紅純さんがいます。
彼女の高座を聴くたび、「間」に持っていかれます。
張扇がパン、と鳴る。
一拍、置く。
その沈黙のあいだに、聴き手の想像がふくらみ、次の一句が深く刺さる。
語りそのものより、語りと語りの「あいだ」に、講談の妙がある。
一定のリズムに身をゆだねると、人はいつのまにか、心をほどいている。
子守唄も、波の音も、みんなそう。
この「リズムがつくる安心」を、わたしは律感(りつかん)と呼んでいます。
施術が目指すのも、まさにこの領域です。
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