HOFMAN PRESS レストア⑦ | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

今日はカメラバックにホルダーを取り付ける金具と光線漏れを防ぐパーツを取り付けました。まず光線漏れを防ぐ手立てですが、このカメラに元々ついていたグラフィックバック用の溝に遮光用の毛糸を貼り付けました。本来グラフレックス用のホルダーにはカメラ側から出ている出っ張りに噛み合う溝がありますが、このカメラではその位置がカメラバックの縁ギリギリで取り付けることが不可能でした。ホフマンプレスはホルダーの突き当たりにはアルミのフレームがついています。ただこれを作るのはちょっと苦労しそうなので木製のストッパーを固定して光線漏れとホルダーの位置決めに使うことにしました。ホルダーの固定には下部に固定式のロック板、上部にスライト式のロック板を配置してホルダーをカメラに押し付けられるように枠を斜めにしてあります。これで一応レストアが完了だと思ったのですが、距離計でピントを確認したところ無限大はあっているのですが近距離ではかなりずれていることがわかりました。他の焦点距離のレンズを取り付けることで解決できそうですがピッタリ合致する焦点距離のレンズを持っているかわかりません。それよりこの距離計の構造を調べて、近距離の調整ができるようにしてまずは今ついているテッサーで試写したいと思っています。今日の作業はここまでにして、距離計の調整は来週の週末に行えればと思っています。まだ距離計の調整は必要ですが、アオリを含めてオリジナルのスペックに近づけることができました。