名無し木製一眼レフ | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

かなり前から我が家にの台に木製大型一眼レフがありました。機種名を記したプレートなどがついていないのですが、見た感じはENSIGN製かなと思っています。実は昨日レストアしたNEAT REFLEXも写真を見て気づいた方もいると思いますが、銘板がついていませんでした。ついていた後もありませんでした。ただシャッターレバーの形状や、シャッター関係などからNEAT REFLEXではと判断できました。幸いカメラ背面に取り付けられていたピントフードの蓋にもNEAT REFLEXという文字が残っていて、シャッターダイアル下のプレートにも六桜社の文字があったのでNEAT REFLEXと断定できました。このカメラも同じように細部までチェックしてみました。そしてシャッター巻き上げノブがENSIGNのものと同じ物がついていて、そこにはBRITISH MAKEと書いてあるのです。MADEにはなっていませんでした。

 

 

 

ダイアル周りの板に「シャッター速度設定は巻き上げる前に」という注意書きの上に何か書いてあるようですが、誰かが削った感じで色々角度を変えたりして読もうと試みましたが無理でした。そこで今度は我が家にあるカメラ関係の書物を調べてみました。世界的に有名だったコレクターの本、世界的に有名なクラシックカメラのプライスガイド、PENTAXギャラリー発行のミラーイメージ、日本カメラ博物館の本、カメラの歩み、クラシックカメラ専科など載っていそうな本は全て知らべました。ところが同じカメラは出ていませんでした。このカメラの特徴は、シャッターレリーズがカメラ側面ではなく、ミロフレックスのようにカメラ前面についています。木製大型一眼レフはほとんどカメラ側面にレバーがついていてそれがシャッターレリーズです。レンズはALDISがついているのでイギリス製に間違いないと思います。カメラ正面、レンズボード上部に何か書いてあるようにも見えますが、読めません。見た感じはデザインしたアルファベットのようですが、皮が戻ってしまっていて押してある文字が判読できません。何年も放置してあったカメラなので、今回引っ張り出したのをきっかけにレストアしてみたいと思います。カメラの特徴を書き出してみます。①シャッターレリーズがカメラ側板の厚みのところにボタン式でついている、②シャッターダイアルに直接シャッター速度が書いてある、③レンズボードをライズするノブがレンズボード上についている、④ミラーセットのノブがカメラ側面後部についている、⑤ファインダーフードが90度取り付け直すことができる(ENSIGNも同様なファインダーがスペシャルレフレックスについています)、⑥エンサインと同じセルフキャっピングのシャッターを装備、⑦T&P RUBYと同じホルダーの取り付け方(レール上部に切れ込みがあり、ホルダー下を溝に差して上を切れ込みに合わせて取り付け少し左にスライドさせるとロックする)、⑧レボルビングバック装着、⑧画面サイズは手札判⑨レンズの蓋がついている、⑩シャッターの巻き上げ方向がNSIGNとは逆、これだけ特徴があるのですが、現時点でカメラ名が特定できません。