MINICORD愛が止まらない | foto-poohのブログ 写真と模型を愛する人へ

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趣味で集めたカメラや模型、模型エンジンについて個人の感想を書いています。

私が学生だった頃に父親がサンフランシスコのBROOKS CAMERAでミニコードを見つけました。ただその頃ミニコードに関する情報が少なくて父親はムービーカメラだと思って買ってきませんでした。その数日後にサンフランシスコに行く人がいたので買ってくるようにお願いしましたがすでに売れてしまっていたそうです。そういう経緯があるとどうしても欲しくなるのがコレクターの悲しいところです。それから数年後に横浜で見つけて最初の一台を手に入れました。それからは安くて変えそうなミニコードを見つけるとつい買ってしまうようになりました。その後銀座で行われたカメラ店のオークションで引き伸ばしきを見つけましたが他にも欲しいものがあって予算を使い果たして買えませんでした。結局引き伸ばし機は手に入っていません。ということで一度逃したカメラは私の中では基本的に雲の上にカメラという位置付けになってしまいます。そういうカメラとしてはZEISS SL706、EXAKTA TWIN TL、MINIMAX 110EE、がありますが、その中でもミニコードはダントツ一位です。何がそんなに私を惹きつけるかというと、理由はいくつかあります。まず第一は製造した会社、C.P.GOERZです。すでにダゴールを使っていてその写りに魅了されていたのですが、ツアイスに統合されて会社は消えてしまいました。ところがミニコードにはその会社名が残っているのです。その上昔のゲルツでは作られなかった大口径レンズが付いているのです。次にその独創的なデザインです。3番目は丈夫な構造です。ミニコードで動かない個体と遭遇したことがありません。これも設計が優れているからです。4番目が二眼レフによるピント合わせの正確さと合わせやすさです。ミニカメラは正確なピント合わせが画質向上につながります。そして最後が音のしないエアシャッターです。せっかくコンパクトなカメラを使っても大きな音がしてはかえって目立ってしまいます。その点ミニコードはほとんど音がしません。シャッター音が静かなので、静かなところでも音を気にせずに写せるので気兼ねなく撮影ができます。こんな条件が私をミニコード好きにさせているのだと思います。現在シリアルナンバー200番台から16000番台後半まで集まりました。今探しているのは17000番台とと100番台、もしあるになら99以前の番号のミニコードです。