UPが遅くなりましたが久々振りにマダガスカルの竜脚類歯を手に入れましたので、ジュラ紀中期の竜脚形類歯に関する文献を読み直していました。

 

 この文献は2019年に発表された研究なので、すでに古くなっている可能性もありますが竜脚形類の歯冠をタイプ別に取り上げているので参考には最適です。

 

 今回の標本です。

 

 

 ラパレントサウルス sp.

 ジュラ紀(中期)オックスフォード階

 1億5千万年前

 カモロ、マダガスカル共和国

 

 サイズ: CH 37.0 ㎜, CBL 20.1 ㎜, CBW 10.3 ㎜ (測定は中央付近)

 

      歯根に近い基部部分の CBLは 14.2 ㎜,CBWは 18.4 ㎜

      

 

 詳細です。

 

 

 今回は以上です。

 歯冠の検証は後日としますが、コロナ発生の数年前から竜脚類化石を集めることに嵌まっていました。

手持ちを調べてみると、多かったのは手に入れ易かったマダガスカルとモロッコの標本でしたが、モロッコ物は太さに差はあれティタノサウルス型のペンシルタイプばかりでマダガスカル物は木の葉型やペンシル型、スプーン型などバリエーションが多く価格も北米物に比べ安価だったため見つけたら購入していました。

 

 

 

 手持ちのマダガスカル産竜脚類歯です。

内訳は、ボスリオ歯が3本、ラパレント歯が今回の標本を含め2本、アーケオドントサウルス歯が3本、ディクラエオサウルス歯が2本、属種不明の白亜紀前期とされる歯冠が1本の11本です。

 

 ラベルが正しいとは限りませんが、これらの標本と文献を使って何か検証みたいな物ができないかなと思っています。