GWの混雑も終った先週末に昨年8月以来となる串本町のビーチコーミングに行ってきました。

本当なら筆竜胆が咲く4月上旬に行きたかったのですが、天候と気温が安定せず花粉や黄砂も飛んでいましたので出かける気分になれませんでした。

 

 今回、ビーチコーミングを行なったのは白野海水浴所、須賀の浜、オゴクダの小浜の3箇所です。

 


 

 当初の計画では田の崎や砥崎なども回りたいと考えていたのですが、2日目が季節はずれの夏日になったのでオゴクダでのビーチコを早々に諦め、以後は観光を行なって帰ることにしました。

 

 なお、最近の串本町はロケットで有名ですが、定番の観光施設と云えばやはり潮岬灯台と海中公園になるでしょう。

 

 

 潮岬灯台は高さが22.5m(展望デッキの高さは15m、灯火の高さは20m)で海抜30mの高台(平均海水面から灯火までの高さは49m)に建てられています。

全国に16箇所ある上に上がることのできる灯台の一つで、「のぼれる灯台スタンプラリー」スタンプ帳を購入して16灯台のスタンプを集めれば記念品を貰えるということで5月10日現在344人の人が達成済みということです。

 

 

 今回、初めて施設内に入場し展望デッキまで登ってみましたが、施設自体はこぢんまりとしていますので30分もあれば余裕で観光することが出来ると思います

 

 内部は6層から2層までは約70段の螺旋階段でしたが、1層から展望デッキには約20段の幅が40㎝程度しかない急な手すり付き鉄梯子(上り専用と下り専用の2箇所有り)で上り下りをするようになっていたのでかなりスリルがありました。

 

 また、展望台は見晴らしが良く360度外周を回ることが出来ますが、やはり幅が40㎝程度しかないのですれ違いは無理な感じです。

 

 次は串本海中公園です。

JRを利用して串本を訪れた場合は、串本駅からコミニュティーバス(料金200円)か無料送迎バスを利用する事になります

 

 

 今回、観光するのは水族館、海中展望台、水中観光船の3つですが、これ以外にもダイビングやスノーケリングの施設もあるようです。

 

 

 

 最初の水族館からは串本の海を再現した水槽と海中トンネル、屋外プールで泳ぐアオウミガメです。

 

 

 

 水族館を出ると水中観光船乗り場と海中展望台へ向う陸橋ならぬ海橋があります。

観光船の出発までは時間があるので先に海中展望台へ行くことにしました。

 

 

 水中展望台は海岸から140m離れた沖合にあり水深約6mの場所にあります。

5月は平均40種類弱の魚が見られるそうですが、太陽光の赤い波長が届かない青い視界の中で色を見分けることが難しく余り多くの種類を特定することが出来ませんでした。

 

 最後は半潜水水中観光船ステラマリス号です。

 

 

 船内に人は少ないですが、これは観光船が観察ポイントのテーブル珊瑚群生地に向って走行中のため多くの乗客が甲板に上がっているためです。

 

 船内の白⇩で示したラインが海水面なので観察窓は水深1mということでしたが、透明度は冬場が20mと高くそれ以外は15m前後といったところのようです。

 

 ガイドのお兄さんの説明によれば日本全国に半潜水型の観光船は3箇所しかないそうです。

このコース一番の見物はウミガメということで、今回も子亀に遭遇したようですが座っていた席の反対側だったので姿を見ることが出来なかったのは残念です。

 

 以上、レストランを利用しなければ90分程度で十分観光を終えることが出来ました。

 

 最後に今回の収穫です。

 

 

 自分的には初めてウミウサギのテンロクケボリ(照明が悪いのか薄いピンク色の斑点が茶色っぽくなってしまったのが残念です)を拾えたことが最大の収穫の一つです。

その他ではFDのコモンとカモン、色鮮やかなベニガイとモモハナガイ、ナミマガシワ程度でしょうか。