今回はトルボサウルス・グルネイの鋸歯についてです。
標本のカリナ(鋸歯列)の欠けている部分が多いので鋸歯の残っている所を示します。
部位的にはMB(近心側歯冠基部)とDA(遠心側歯尖部分)から辛うじてDC(遠心側中央部分)となるでしょうか。
ちなみに標本自体の大きさは、*AL 31.0㎜、 CBL 14.6㎜、 CBW 12.3㎜、 *CH 測定不能、CBR 0.84 となり、かなり太い歯(*歯冠が両端で折れているのでALは歯尖の修復部分を含めた測定値、CHは測定不能としました。)なので、前上顎歯か下顎歯の前の方だと思われます。
MBです。
DAとDCです。
鋸歯数です。
MBが2.5~3/㎜、 DAが2/㎜、 DCと思われる部分は撮影しておりません。
最後に歯冠表面(エナメル)の皺です。
なお、ネットで検索するとトルボサウルス・グルネイの文献が見つかります。
その貼付写真がこちらです。
この標本とは違い、かなり厚みの薄い標本なので参考までとなります。
今回はここまでにして次はモリソン層産との比較を行ないます。