今週末、池袋のサンシャイン文化センターで第31回東京ミネラルショー(通称、池袋ショー)が開催されています。

この池袋ショーは規模、質とも日本最大のミネラルショーといえますが、この2年はコロナの影響で海外からの出店がなく残念なショーとなっていましたので当方も参加をお休みをしていました。

 

 ところが、今回事前公開された出展者情報では久方振りに恐竜化石ガチ勢がそろい踏みとなるようなので初日の参戦を果たしてきました。

 

 道中、大井川を越えるまでは雲一つ無い快晴の青空だったのですが、富士山はといえば、

 

 

残念ながら忍法雲隠れの術、相変わらずの恥ずかしがり屋さんですね。

 

気を取り直し午前中の所用を済ませた後、会場入りをしましたが時刻は13時前。

時間的に遅かったこともあり、受付で待つこともなく前売り券を本券に交換し会場へと入りました。

 

 

会場内は思ったほど人混みがなく、平日だからかなと思いつつブース巡りを開始、と思ったのですが・・・。

 

あれッ!米国ブースが無い。

どういうこと!

いつもは2階第1会場入り口に入ったところの右手に2ブース有るはずなのに。

おかしいと思いつつ右の折れて直進、イタリアブースのあるはずのところへ行くと、ここも無い。

慌ててガイドブックのブース案内図を確認すると、なんと会場が3年前の2会場から3会場に増え、化石ガチ勢は4階第3会場に集められていました。


 

2年前までは第1会場桃☆に米国ブース、黄☆に伊ブース、黄緑☆に仏ブース(白ブース)が在ったので、場所が変わっているとは考えもしなかったことが失敗の原因でした。

考えてみれば、海外ブースが来日しないのだから国内の業者で穴埋めするのは当然ですよね、やはり2年のブランクは大きい。

 

では、気を取り直して第3会場へ。

まずは米国ブースへGo!Go!でしたが、今回は大物が少ない???

小物の鎧竜や鳥脚類は状態の良い物が多々ありましたが、獣脚類・竜脚類は目新しい物が無いような感じです。

 

時計回りに進むと次は独ブースPとKです。

Kにはいつも通りモリソン層の格安化石が並んでいました。

 

更に進んで仏と伊ブースです。

仏ブースは大物から小物まで豊富でした。

産地も北アフリカ、欧州、米国、アジアなど多様だったのですが、相変わらずラベルのない標本が多いのは困りものです。

伊ブースは北アフリカ中心でしたが、今回は多様な産地の小物があまり無く、大物中心の品揃えのようでした。

 

最後は白ブースです。

5年振りなのか6年振りになるのかはっきり覚えていませんが、復活は嬉しい限りです。

ただ、残念なことに今回の品揃えは目新しい物は在りませんでした。

 

以上、海外ガチ勢を一巡して気になった物は、米国ブースにあったコリトサウルスのデンタルバッテリー、仏ブースの欧州産獣脚類歯、モロッコのチェナニサウルスなどです。

その他、竜脚類・獣脚類の爪も各種気にはなったのですが、値札を見て白旗です。

まさに爆上がり、属種名を聞く意欲も全くなくなりました。

 

その後は国内組を中心に見て回りましたが、隕石を扱うブースがやたら目に付きました。

日本の気候は隕石に錆が出やすいので余り収集に向かないと思うのですが、何かブームでも起きているのでしょうか。

なんだかんだで4時頃に会場を離れましたが、圧倒的な業者数と会場の広さで出店ブースの半分も見て回れませんでした。

 

後で出店業者一覧でブースを数えてみるとテーブルブースが791、ハイブース27、ローブースが46、合計864、453業者です。

関西最大の京都ショー2022の参加業者数が258ブース、189業者だったのに比べても圧倒的に多いですね。

おまけに並べられている標本類の質が桁違いです。

当然、値段も桁が一つ違っている感じがしました。

目の保養には良いかもしれませんが、購買意欲はだだ下がりの池袋ショーでした。

最後に、帰ってから国内組のPサイエンスのブースを覗いていない事に気がつきました。

向かいにあるKミネラルのブースは覗いたのですが、何故気付かなかったのか?謎です。

 

では、今回の入手品です。

 

 

今回はこれのみです。

同好諸氏の皆さんは一応チェックされた事と思いますが、詳細はまた後日という事で。