少し期間が空きましたが新宿ショーで入手した標本紹介の最終回です。

 

 

以前に歯冠を紹介した竜脚類ジョバリア・ティグイデンシスの爪(後肢第二指末節骨だと思う)です。

 

 

爪は大きさ別に複数個有ったのですが、在庫から出して貰った一番小さい標本(長さ約95㎜です)を選びました。

手持ちの末節骨(左上から時計回りにアパトサウルス前肢第一指末節骨、スワッセア〈=ディプロドクス?〉後肢第二指末節骨、ネメグトサウルス後肢第二指末節骨)と比べると明らかに小さいですが、お値段的には一番お高く日銀による異次元の金融緩和に影響された円安と物価高の影響をもろに実感する標本となりました。

なお、F先生がお勧めしてくれた大型ショーケースに並んでいた爪は上のアパト爪より少し大きいくらいでしたが、お値段も今回選んだ標本の3倍強でしたので謹んでご遠慮させて頂きました。

 

なお、前肢と後肢の爪は厚みと形状で判断していますが、間違っていたらゴメンなさい。

参考にしたのは下の骨格標本で、いずれも右端が第一指、左端が第五指になります。

 

(ディプロドクス 前肢)          (ディプロドクス 後肢)

 

なお、上の写真これだけでは判り難いと思いますので追加です。

 

アパトサウルス前肢第一末節骨  スワッセア後肢第二末節骨  ネメグトサウルス後肢第二末節骨

 

前肢第一末節骨だけ厚みが全く違っていることが判ると思います。

注)ネメグトの爪のみ上下が逆になっています。厚みのある側が下、薄い側が上になります。