#1,343
どうも。
ビールを飲まないとやせるな、と実感するアラフォーのベルおにいさんでございます。
さて、湘南ベルマーレ。
昨日の残留争い直接対決、アウェイの地でサガン鳥栖を1-0で勝利し、残留に向けて一歩前進しました。
前半は試合開始から、ずっと押されっぱなしでどこかで流れが変わらんもんかね、と思ってみていましたが、ある意味割り切ってしっかり守備から入ったのはチームを落ち着かせる意味でも良かったのだと私は感じています。
というのもJ1残留を現実的なものにするためには、
○リーグ戦全体におけるこの試合の位置づけ
を、しっかりと理解したうえで90分を戦うということも必要だと思うからです。
試合前のベルマーレの状況を整理すると、
○残留争いのライバル、G大阪、柏がいずれもアウェイで勝ち点3を獲得したことで、湘南はこの試合に負けると残留争いから一歩後退することになる節目の試合
ということが言えたと思います。
ましてや、勝点でサガン鳥栖に上回われる事態となれば、一気に「焦り」が出てもおかしくない状況でした。
そのような中で、守備のリスクを無視してまで殴り合いに持ち込む必要はなかったわけで、試合開始時点で相手チームを勝点で上回っていたわけですから、やみくもに試合を進める必要はなかったと思います。
鳥栖とは置かれている状況が異なっていたので、最低限引き分けでも相手を勝点で上回らせない、というような現実的な戦い方でも私は良かったと思っています。
お互いの勝点差が変わらずに、試合消化数だけがひとつ増える、と。
シーズン終盤でのこの状況というのは、勝点が下のチームにとってはストレス以外の何物でもないですよね。
90分、必死で戦って状況を変えようと試みたわけですが、結果的に状況は変わらずに、残り試合数だけが減っていくという状況。
考えてみてください。
怖いですよね、ゾッとしますよね。
これが残留争いのプレッシャーであり、降格の使者が忍び寄ってくる気配なのです。
湘南はエレベータークラブと言われていますから(自虐的に)、降格するときの「匂い」も感じ取ってきて今までクラブとして成長していると思います。
その点でいえば、この試合は「絶対に負けてはいけない」試合だったわけで、アウェイで勝ち点1を持ち帰ること自体はベストではないにしろ、ベターだったわけです。
しかし、必死に頑張っていたベルマーレにはサッカーの神様が味方してくれました。
右サイドに展開したボールを岡本選手が山﨑選手に縦パス。
山﨑選手はボールをキープしてランニングしていた岡本選手のマークまでひきつける動き。そして、ヒールパス。
一瞬、岡本選手がフリーになり左足を振りぬく。
相手に当たってコースが変わり、ゴールへ。
ラッキーと言えばそうかもしれませんが、これも結果です。
この時の状況が象徴するように、ベルマーレには運も味方していたと感じます。
もっと具体的に言えば、サガン鳥栖としてはこのシーンを降格への序奏として自ら位置付けて考えてしまうような状況に追い込むゴールだったと私は感じています。
こういった「肝」の場面でゴールを奪えるか、またゴールを守れるか。
昨日の湘南はゴールを奪えた。
そして、鳥栖はゴールを奪えなかった。
この差はJ1残留へ向けて決して小さくない「差」だと感じます。
もちろん油断禁物ですが、昨日のこのシーンから試合終了までの湘南の守備の奮闘も含めて見て、「残留する」という想いが強くなりました。
まだシーズンは終わってませんので、湘南も最後まで勝ち点を積み上げることにこだわり続けて、J1残留を果たしてほしいと思います。
結果表を掲載しておきます。
次節はルヴァンカップを挟んで、ホーム札幌戦です。
ルヴァンカップで勢いをつけて、リーグ戦も一気に突き抜けてほしい!
しかし、従来ならほぼ安全圏の勝点なのに、、、今年はハイレベルだな、と思います。
普段Jリーグを見ない方も、今年のJ1リーグは最後まで必ず見届けた方が良いと思いますよ。
こんな歴史的なシーズンはないと思いますので。
シーズンで10勝したのに、J2降格、なんて厳しすぎると思います。
どなたかがTwitterで書いてましたけど、ほんと、J1サポーター全体で慰労会でもやった方がいいw。
Jリーグアウォーズの裏会場で、新横浜のどこか居酒屋でサポーター交流会でもやればいいのに、と思います。
ではまた。