前回、グループディスカッションでの役割について記しましたが
もう少し具体的にお話します。
司会を担うには勇気がいるでしょう。
ディスカッション対策セミナーでも多くの受講生が不安に感じ
消極的になっています。
しかしもっと単純に、ラクに考えてみてはどうでしょうか。
テーマを知ったときに、そのことについて頭に浮かぶ事柄や
意見があるようなら「司会」に立候補してみては。
グループディスカッションで最も困惑し難しい状況とは
方向性の違いです。
価値観やこれまでの環境も大きく影響するため
意見の相違はやむをえないことなのでしょう。
しかし、それを未然に防ぐためには
自分がその方向性を定めることです。
例えば、簡単な例ですが「日本の良いところ」
というような大きなザックリとしたテーマ。
今、みなさんの頭の中には何が浮かんでいますか?
食べ物?観光名所?人間性?四季?・・・・
そのどれもテーマにそれていません。
しかし、このようなテーマだと、人数分の発想や切り口があるのです。
だとしたら、全員がテーマをみただけの段階で意見を述べたら
それだけで時間が掛かってしまい、掘り下げる時間が短くなってしまいます。
よくある典型的な悪い司会は
「テーマは○○です。どうでしょうか。
まずはみなさんの意見を発表してください」と
進行だけしか頭にないパターンです。
時間が十分にある場合には、それもアリだと思いますが
まず司会者は掘り下げる方向性を提案すると良いでしょう。
例えば
「テーマから○○や○○・・・が考えられますが
いかがですか?○○から意見交換をしませんか」など
○○はできる限り具体的なほうが良いでしょう。
テーマから、○○にあたる部分が浮かんだら
司会を担ってみては。
自分の考えや方向性をよりスムーズに伝えることができるでしょう。
もちろん、多方面からの見解や意見も重要です。
最初のきっかけを自分がつくる!と考えれば、
司会はさほど難しいものではありません。
逆に、最初に「どうですか?」と
漠然とした問いかけをする司会者がいた場合には
「テーマが大きいので、○○についてはどうですか?」などと
小さなカテゴリーに分けた提案をしましょう。
これまで数多くディスカッション対策をしてきた中で感じた
学生のみなさんの陥りやすい点です。
上記の点をまず念頭におくことで
司会を担当することは決して難しいことではありません。
練習の機会がある場合には、是非立候補してみてください。
日頃、聞き役の方ほど上手な切り口を提案できたりするものです。
苦手意識や自分の性格的に・・・などと思わずに、
ディスカッションでは自分でも気付かなかった力を
発揮できる場でもありますよ。