みなさん、こんばんは。
+Sleep 女性と子どもの眠育サロン
代表 鶴田名緒子です。
毎週木曜日は、聴覚障害者の方々ための活動をしております。
1年後、要約筆記者としてお手伝いできればと思っています。
前にも書きましたが、私の息子も言葉が出ないという障害があります。
コミュニケーションというのは、人と人とをつなぐ、大切な手段です。
でも、思うように言葉でコミュニケーションがとれない方々は、社会参加が難しいのが現状です。
私は健常者でありますが、息子の子育てを通して、困難なお気持ちに寄り添える部分もあります。
微力ながら少しでもお手伝いしたいという思いで、週1回時間を捻出して取り組んでいます。
今日、講義で普通のスピーチ(若干ゆっくりめ)を聴き取りながら「IPTalk63」というソフトで入力した文章がこちらです。
どうですか?ぱっと見、すごく見づらい印象を受けませんか?
句読点を打てていなかったり、ありえない変換ミスもありますよね。
緊張でガチガチな印象の文です。
要約もできていませんし。
話し言葉をそのまま入れてしまうと、本当に読みづらいですね・・・。
これでも、話し言葉のスピードで、猛烈な速さで同時にタッチタイピングをしています。
普段は画面の全体を見ながら入力しています。
でも、要約筆記のように、言葉を聞きとりながら入力するのと同時進行で、スクリーンに文が表示されて人目にさらされるという状況は、思いのほか緊張感やプレッシャーがかかってきます。
現場での本番で活動するときには、手が震えてしまいそうです。
入力するためのルールもたくさん覚えなければならないし、主観ではなく、客観的に読みやすい文章にしないといけない。
瞬発的な判断能力が練習ごとに、自然と研ぎ澄まされていく感じ・・・。
今日やってみて。
必死になると視野が狭くなることに気づきました。
変換しているときは、変換候補しか目に入らなくなってしまいます。
入力ミスをしていると、慌てふためいてしまい、次の言葉が頭の中に入ってこなくなります。
ソフトにまだ慣れないため、ぎこちなさもあります。
少しずつ入力も冷静にできるようになったとは言え、こんなぎっしりな文章が、スクリーンに表示されても聴覚障害の方は読む気が失せると思いました。
ブログなどは、改行を挟んだり、箇条書きにするなど、体裁よく書いたりできるんですけど。
それは時間にゆとりがあるから、あとから手直しできるからこそできるんです。
聞きもらさず、変換ミスがないように素早く入力し、かつ読みやすく要約しながら、体裁を整える。
ライブで気を配れるようになるまでは、道のりは険しいです。
まだ、始まってから2ヵ月しか経っていないので、努力しだいで向上できるかな?なんて今のところは、まだ楽観的で前向きな私です。
不謹慎かもしれませんが、楽しむ気持ちも忘れずに取り組んでいきたいと思います。
学ぶことは自分の成長を楽しむことでもあるんです。
そういうモチベーションも続けるには必要な要素だと思っています。