■連載■赤ちゃんの睡眠⑫ 赤ちゃん育児のサポートの新しいカタチ | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

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「ねむりをプラス、輝くあした」をコンセプトに、幅広い世代へ向けた「睡眠講座」や、個別相談を行っています。
睡眠を整えることからあなたの健やかで幸せな生き方がはじまる。
+Sleep(プラススリープ)がお手伝いします。

こんにちは!
いよいよ新学期のスタートですね。

Sleep 女性と子どもの眠育サロン
代表 鶴田名緒子です。

今日は息子が小学校2年生になったので、支援級のつきそいで始業式に参加してきました。
昨日の空気の冷たさとは打って変わり、今日は春らしい陽気のすがすがしい一日となりました。

ご入学されたかわいい新1年生のみなさま。
心よりおめでとうございます。

 
(※画像はイメージです。)

長く連載してきました赤ちゃんの連載。
最終回にしようかな、とも思ったのですが、今後も赤ちゃんの睡眠に向き合う中で、いろいろ気づきや発信したいことがあると思うので、終わらないことにしました。(笑)
いったん、これにてお休み、小休止。

それで、今日は育児サークルさまよりご依頼を受けて4月15日(水)に予定している睡眠講座について、カフェであれこれ構想を練っていました。

今日は、相模大野へ。
4月24日(金)と5月18日(月)の「プレママのための睡眠講座」と、5月16日(土)の「パパのための睡眠講座」を予定していて、会場の申込みに行きました。
その足で、カフェへと向かいました。

 

朝早かったので、日当たりの良い席を選び、窓際で本を広げて勉強していました。
ちょうどカフェの外はベンチがあったり程よく広い空間になっていて。
そこからは小田急線の電車が見えるんですね。
赤ちゃんや小さなお子さんを連れたママの憩いの場所となっているようで、可愛らしい親子がたくさん集まってきました。

私はそれを幸せな気持ちで眺めていて。
手が離れつつある息子の幼いときを思い出していました。

「なぜ、私は今、赤ちゃんや子ども、ママのために改めて睡眠を通して育児に向き合っているんだろうか?」と考えていました。

ちょっと長くなるのですが、ゆるゆるっとお付き合いいただければ。

私は、結婚して静岡から、町田へ引っ越してきました。
当時は大学で勉強しながら、別の大学で仕事を始めたので、新しい土地で友達を作ることができないまま、自分の育児に突入してしまいました。

大学では、女性の自立や、育児不安、少子化問題について学んできたのに、気づいたらどっぷり自分もその中にいました。
それでも、ママ友との交流を求めて、それなりに育児をしてきたんですけど、なんかうまくいかなかった。

そして、知り合いもいない、地元が遠く、身内の助けもないまま密室育児状態になりました。
本当に寂しく、憂鬱な時代でした。

それを打破しようと、親子で育児サークルにも入ったこともあるのですが、行事やモノづくりなどの楽しいイベントに息子は全く興味を示しませんでした。
いつも、フラフラどこかに行ってしまうので、サークルに参加すること自体が苦しくなってしまって、辞めてしまいました。

「なぜか、他の子どもと違うなぁ。 」と子育ての違和感も覚えながら、どうしてこんなに子育てが難しいのか悩んでいました。

今考えると、赤ちゃんのときから自閉症の特徴はすでにあったんですね。
体を触られるのが今も嫌いですが、赤ちゃんのときから抱っこが大嫌いで、抱っこひもを使うこともできませんでした。
おもちゃも、興味を持つのがすごく遅かったですし。

でも、私は自閉症の人と関わったことがこれまでの人生で一度としてなかった、無知でした。
だから気づくことができませんでした。
初めての子育てで、どうしたらいいのかもわからない、ヒントをくれる人も近くにいませんでした。

いつまでたっても言葉を話さない、落ち着きがなく目が離せない息子に対して、発達に関しての恐怖心を覚えながらも現実から目をそらして見ないようにしていたんだと思います。

正直、育児が苦しくて苦しくて、孤独でたまらなかったです。

当時はまだ睡眠のことを学び始める前。
育児のコツもわからず、すべてが自己流でした。

3歳のときに自閉症とわかり、今度は4歳になると頻繁にてんかん発作で倒れるようになって。
私自身、看病、療育、仕事と、心身共に疲れ果てていました。
息子が保育園を卒園するまでの手帳は、遊びや友達のランチなんてひとつも書いてない。(笑)
仕事、病院ネタで毎日の予定がぎっしり状態でした。
正直、そんな毎日から逃げ出したくてたまらない時もありました。

でも、その大きな出来事をきっかけにして、生活リズム、つまりは睡眠を改善して、少しでも健康な子育てをしたいと思ったんですね。

子どもの睡眠とママの睡眠って、結局は切り離すことができないんです。
ごはんも一緒、お風呂も一緒、寝かしつけもだいたいママがしますよね。
そうすると、ママも子どもに合わせた生活リズムに自然になっていきます。
息子の睡眠を見直すことによって、はからずも自分自身の睡眠や生活リズムを改善できるようになりました。

そうすると、私自身、ネガティブな気持ちが少しずつ薄れていくのを感じるようになりました。
息子も朝のかんしゃくがなくなったんです。
朝に手がかからないのって、本当に育児がラク。
息子の睡眠をママである私自身が上手にコントロールすることで、日中は元気よく遊んで、夜はぐっすり眠ってくれるようになりました。
私も、自由にならない身ではあったので、朝に時間を作ることで自由な時間を楽しむことができるようになり、それが今の朝活につながっています。

息子は最近、小さなてんかん発作以外では、大きな病気に罹らなくなりました。
インフルエンザもこの2年間、保育園や小学校で大流行していても、大丈夫でした。
もともと、とても病弱な子どもだったんです。
だから、免疫力を上げたことといえば、やっぱり睡眠をきっちりとっていること以外に考えられません。

2011年から睡眠に関わるようになりましたが、当初はまさか他の子やママに睡眠改善を発信していくようになるとは思っていませんでした。
自分の育児で必死だったので・・・。

でも、だんだん、育児に関して社会の痛ましい出来事が多く見えるようになってきました。
産後うつや育児不安にママ自身が陥ってしまい、悲しい事件もたくさん起きています。
また、子どもの睡眠障害も、社会問題化しています。
発達障害や障害を持った子どもの育児もとても気になるようになってきました。

私はもともと、息子を出産する1年前まで、大学で家族社会学という領域から、女性の子育て不安について学び続けてきました。
はからずも、私自身、辛い密室育児を経験し、そして発達障害の子育てをした経験から、もがき苦しみながら、泥臭い育児を行ってきました。
そして、睡眠を整える育児方法にたどり着きました。

私はもともと発信したり発言したりできる性格ではありません。
それでも、勇気を出して、眠育をしようと思ったのは。

一人でもいいから、私のような思いをしている、ママの力になってあげたいということ。
なるべく早い時期に気づいてあげたいということ。
そして、赤ちゃんや子ども、そして大人も、眠れるようになるには、コツを学ぶことが必要なんだってことを伝えたい。

だから、「ママのための睡眠講座」や「プレママのための睡眠講座」は、実は私たち親子が赤ちゃん時代に欲しかった支援を自分で作ったってことなんです。
赤ちゃんの育児のサポートはいろいろありますが、睡眠から育児をラクにしていく方法って、あまりないですよね。
Sleepは、睡眠から育児の新しいサポートのカタチを提案していきたい!と思っているんです。

睡眠のコツを学び、育児に実践していく。
そしたら、育児はいい方向に向かっていきます。

睡眠講座に参加するには敷居が高いという方もいらっしゃいます。
そんな方は、オーダーメードでできる睡眠カウンセリングもあります。
赤ちゃん連れでも大丈夫なように、場所は相談して決めることができます。

私は自分のママ人生の経験からしか語れませんが、どん底育児を何度も味わったからこそ、言えることもあります。
「大丈夫、トンネルにも出口があるように、育児にも光は必ずあります!」

これから、少しずつ、発達障害の子育てについても発信していきたいと思います。
私の育児は、ざっくりであんまり参考にならないかもしれませんが。
今年は自閉症の会にも入会しましたので、私も新1年生のつもりで楽しみながら、学ばせていただきたいと思います。


 「プレママのための睡眠講座」
●4月24日(金)11時~13時
 定員7名

●5月18日(月)9時~11時
 定員7名

●講座代: 4,000円
☆事前振込方式となります。
メールをいただきましたら、ご返信にてお振込方法とキャンセルポリシーをお送りいたします。

●お申し込み・お問い合わせ方法:メールにてお願いいたします。
foryoursleep☆yahoo.co.jp (注意:☆を@に変えてください。)

・お名前
・希望講座日
・携帯電話番号
・メールアドレス

●会場:ユニコムプラザさがみはら(小田急線 相模大野駅から徒歩1分)
「ユニコムプラザさがみはら」へのアクセス
http://unicom-plaza.jp/access/index.html