早いもので2月中旬、あと1か月で幼稚園の終業式だ。

4月には年長組となる。

 

この1年、こどもは心身ともに劇的に成長した。

着替えを一人でできるようになり、お箸も使えるようになった。

運動会では必死に走り、お遊戯会では歌い、仲のいい友達とグループを作るようになった。

少し前までただ寝ていた赤ん坊が、今では鉛筆を持って文字を書き始めている。

 

中年の親は、昨日食べたものも思い出せない体たらくだから、余計その成長に驚愕する。

脳細胞が劇的に活性化している幼児と、脳細胞が日々大量に死んでいる中年親との比較が大きすぎる。

まるで、ネアンデルタール人から現代人まで進化する絵の逆バージョンを見ているようだ。

 

しかし上には上がいて、幼稚園にはお受験を控えるスーパーキッズがごろごろいる。

うちの子供は、至って標準だった。

 

標準などと書いたが、卵子提供してくれたドナーさんのお陰で過不足ない標準の元気な子供を授かったのだ。

私を母親、お母さんにしてくれた卵子提供には感謝しかない。

自分の卵子では分裂もせず胚盤胞にもならなかった私に、チャンスをくれたドナーさんとその病院の恩を忘れないように、自戒を込めて。